保険法
法学部
LAW61000
コース情報
担当教員: 梅村 悠
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
20%
リアクションペーパー
30%
小テスト等
50%
その他
受講者の人数によって,評価基準・割合を変更することがあり得る(その場合は,必ず授業中に周知する)。
0%
詳細情報
概要
保険法について,その重要な論点を中心に,わかりやすく説明する。 保険法(および保険約款)においては,保険という特殊性(善意契約性,射倖契約性)からくる独特のルールが設けられている。 本講義では,そうした制度や契約条項の解釈問題を検討する。保険法は,裁判例をとおしてはじめてよく理解できるので,特に重要な裁判例について,その理論構成と理由付けを検討する。 保険法を含む商法は,民法の特別法であり,本講義の内容を理解するためには,民法分野(総則,物権,債権,相続法)の知識が前提となる(履修済みであることが望ましいが,そうではない場合,当該分野の独学が必要である)。 授業はケースメソッド方式を中心に,双方向で実施する。毎回範囲を指定するので,必ず予習をして授業に参加すること(授業中に実施する質疑に対する応答等を「授業参加」として評価する)。なお,授業の資料は,すべてmoodleで配付する。
目標
保険法のルールとその趣旨,関連判例について体系的に理解し,解釈論を展開できるようになることが目標である。
授業外の学習
授業で扱われる内容について毎回,予習・復習を行うことが必要である(予習2時間,復習1時間程度)。
所要時間: 190分以上の学習時間を要する
スケジュール
- 保険法総論
- 保険契約総論
- 被保険利益
- 告知義務
- 損害保険契約総論
- 保険代位
- 損害保険の免責事由
- 責任保険
- 自動車保険(1)自賠責保険
- 自動車保険(2)任意自動車保険
- 生命保険契約
- 保険金受取人
- 生命保険の免責事由
- 傷害疾病保険
教科書
下記のほか,最新の六法が必要である。
ポイントレクチャー保険法第3版
著者: 甘利公人,他
出版社: 有斐閣・2020年
保険法判例百選
著者: 山下友信=洲崎博史(編)
出版社: 有斐閣・2010年
参考書
書籍情報はありません。