地方自治法
法学部
LAW60800
コース情報
担当教員: 大橋 真由美
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
20%
定期試験
定期試験期間中
80%
詳細情報
概要
地方分権が進み,地方行政の担い手である地方公共団体にはますます大きな役割が与えられるようになっている。その一方で,地方公共団体の多くは,少子高齢化の進行による地方行政の担い手の減少や厳しい財政状況等に苦しんでおり,地方自治のあり方をめぐっては,様々な課題・問題点が山積している。 講義では「地方自治法」を中心としながら,地方自治をめぐる最新の動向や重要な判例を取り上げ,地方自治法制の全体的な仕組みを一通り理解することを目指す。 本講義受講者には地方公務員志望者が多いと思われるため,地方自治行政の実務に関わる様々な話なども適宜紹介していきたい。 ※授業スケジュールについては,授業の進度に応じて適宜調整を行う。
目標
地方自治法についての基本的な理解を習得するとともに,地方自治をめぐる法的仕組みを理解し,地方行政と市民生活との法的かかわりを自ら考察できるようになることを目標とする。
授業外の学習
授業の範囲について,事前に予習し,講義を受講した後,配布資料,判例等を中心に復習し,知識・理解を十分なものとする(その時間的な目安としては,予習・復習各1時間程度)。
所要時間: 190分
スケジュール
- 地方自治とは何か
- 地方自治の発展の歴史
- 地方行政の主体①
- 地方行政の主体②
- 地方公共団体のしごと①
- 地方公共団体のしごと②
- 国と地方の関係
- 地方公共団体の組織
- 地方公共団体の立法活動
- 住民による直接参政の制度①
- 住民による直接参政の制度②
- 地方公共団体の財政
- 個別分野での自治体施策ー環境アセスメント,情報公開
- まとめ
教科書
下記文献を用意して授業に臨むこと。
地方自治判例百選(第5版)
著者: 小幡純子・斎藤誠・飯島淳子編
出版社: 有斐閣(別冊ジュリスト) 2023年
参考書
授業内で適宜紹介する。