エネルギーと法

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スケジュール

1. 今年度は電力システム改革に対する「検証」が国の審議会において予定されているなど,電気事業を中心としたエネルギー法の制度は現時点でも動いている状況にあります。そのため,以下は現時点の予定であり,状況の変化に合わせ,(第3回以降の)順序や配当時間を変更する場合があります。その際には別途連絡します。 第1回 イントロダクション:本講義の進め方と概要,成績評価の方法等について説明します。また,公益事業の歴史的な位置付けについて学びます。
2. 第2回 公益事業規制の基礎:地域独占,供給義務,料金規制といった,電力・ガス事業規制の基礎となる概念とその意味を学びます。
3. 第3回 送配電部門の規制(1):2020年4月に実施された送配電部門の法的分離の内容と,その課題について学びます。
4. 第4回 送配電部門の規制(2):今後のネットワークの増強(設備の計画と形成の主体,費用の負担等)の課題について学びます。
5. 第5回 小売部門の競争と規制(1):公益事業規制の中で,需要家と供給者との間の契約関係はどのよう位置付けられてきたのかという課題について学びます。
6. 第6回 小売部門の競争と規制(2):2016年4月の電力小売全面自由化の前後で,需要家と供給者との間の契約関係はどのように変わったのかという課題について学びます。
7. 第7回 小売部門の競争と規制(3)電力の安定供給の確保といった観点から,どのような規制が行われているのかという課題について学びます。
8. 第8回 発電部門に関する法制度(1):発電市場における競争導入をめぐる法制度について学びます。
9. 第9回 発電部門に関する法制度(2):容量市場やベ 一スロード電源市場といった,今般の電カシステム改革に伴い導入された関連する制度について学びます。
10. 第10回 再生可能エネルギーの法制度(１):再生可能エネルギーの普及支援策と,それをめぐる法的課題について学びます。
11. 第11回 再生可能エネルギーの法制度(２):再生可能エネルギーの普及支援策と,それをめぐる法的課題について学びます。
12. 第12回 電気事業規制をめぐる組織:資源エネルギー庁,電カ・ガス取引監視等委員会や,電力広域的運営推進機関といった,電気事業の規制等に関する各種の組織の概要とその課題について学びます。
13. 第13回 新しい動き:今通常国会に提出される予定(2月18日時点)の電気事業法の改正内容について紹介するとともに,これからの電気事業に対する規制の動向について考えます。
14. 第14回 これまでのまとめ:今までの講義を整理しつつ,今後のエネルギー法制の課題について学びます。