廃棄物・リサイクル法
法学部
LAW52600
コース情報
担当教員: 筑紫 圭一
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水1
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
レポート
30%
定期試験
定期試験期間中
70%
詳細情報
概要
循環法制の概要を説明した上で,廃棄物法制を重点的に講義する。講義は,レクチャー形式で進める。講義においては,廃棄物処理法の基本構造や発展経緯を解説するとともに,紛争事例を取り上げて同法の課題を検討する。また,各種リサイクル法の仕組みや課題についても概説する。
目標
国内の廃棄物法制,リサイクル法の目的・仕組み・特徴を理解する。
授業外の学習
本講義では,多くの学生にとって初めて触れることとなる概念が多くあるため,事前配布の講義資料の予習が不可欠である。以降の講義やレポート課題の出題内容に関わる重要な内容を含むので,次回講義までに必ず理解しておくこと。また,授業で扱った内容をよく復習することが求められる。 ・事前講義資料の予習(100 分程度) ・前回授業の際に理解・解答できなかった内容を中心に復習する(90 分程度)
所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上
スケジュール
- ガイダンス:循環法制の概要
- 廃棄物処理法の概要
- 廃棄物処理法の仕組み①:規制の基本構造を概説する(廃棄物概念など)
- 廃棄物処理法の仕組み②:規制の基本構造を概説する(監督手段など)。
- 廃棄物処理法の展開①:改正の経緯を紹介し,発生した問題とその対策について法政策の観点から解説する。
- 廃棄物処理法の展開②:改正の経緯を紹介し,発生した問題とその対策について法政策の観点から解説する。
- 紛争事例①:民事訴訟
- 紛争事例②:行政訴訟
- 紛争事例③:近時の注目事例
- リサイクル法制の概要と基本的な考え方
- 個別リサイクル法①:プラスチック問題,容器包装リサイクル法など。
- 個別リサイクル法②:家電リサイクル法,小型家電リサイクル法
- 個別リサイクル法③:自動車リサイクル法,建設リサイクル法
- 個別リサイクル法④:食品リサイクル法など
教科書
使用しない。適宜資料を配布する。
参考書
『十訂ベーシック環境六法』
著者: 大塚直・北村喜宣・高村ゆかり・島村健(編)
出版社: 第一法規,2022年