現代日本政治論
法学部
LAW52300
コース情報
担当教員: 三浦 まり
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業内期末試験
授業期間中
小テスト等
その他
議論フォーラムへの「意見」投稿を学期を通じて最低4回は行ってください。3回以下の場合は単位は取れません。積極的投稿や優れた内容は加点対象とします。 毎週,Moodleで小テストを実施します(受験期間は2日間)。小テストを3回以上受けなかった場合は単位は取れません。 参加レポートまたは読書レポートの提出があります。
詳細情報
概要
戦後日本の民主主義のあり方とその変容について概説する。戦後の日本は政権交代を欠いた民主主義を営み,その反省から90年代に政治改革を行い,二大政党制を目指したものの,現在は「一強多弱」と言われるようなチェック・アンド・バランスの欠いた政治システムの出現を許した。なぜ政治改革はこのような結末をもたらしたのか?今後,政権交代のある民主体制に移行することは可能なのか,そのためにはどのような条件を必要とするのかを論じる。
目標
教科書を読み,授業を受けた後に毎回小テストがあります(Moodleで実施)。また,Moodleで「議論フォーラム」に出される質問に対して,自分自身の「意見」を述べてください。また,適宜グループ・ディスカッションの時間をとります。この一連の授業参加を通じて,日本政治の基本的な知識を得るとともに,批判的考察力を涵養します。最終的には有権者としての判断能力を養うことを目的とします。
授業外の学習
受講者は教科書の指定箇所を事前に読み,適宜意見を「議論フォーラム」に投稿します。また小テストが毎回あります。 期末はテイク・ホーム試験(期間内に提出)があります。
所要時間: 190分
スケジュール
- はじめに
- 戦後の政治対立
- 政治参加
- 団体政治・自発的結社
- 政党と政治家
- 議院内閣制と首相
- 国会
- 官僚・政官関係
- メディア
- 政策過程
- 90年代の政治改革の功罪:権力の集中と分立
- 選挙制度とクオータ
- ジェンダーギャップの解消の政治
- 総括
教科書
下記の教科書を用います。
日本政治の第一歩(新版)
著者: 上神貴佳・三浦まり
出版社: 有斐閣,2023
さらば,男性政治
著者: 三浦まり
出版社: 岩波書店,2023
参考書
書籍情報はありません。