手形・小切手法
法学部
LAW51300
コース情報
担当教員: 土田 亮
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
10%
定期試験
定期試験期間中
80%
小テスト等
10%
その他
授業時に確認テストand/orリアクションペーパーを課します(両者の合計で20%)。
0%
詳細情報
概要
資金移動(支払いや決済)の手法を学ぶとともに,その基本法理である手形法,小切手法の基本原理を理解する。 ※約束手形制度の事実上の廃止が決定したため,2021年度までと授業構成が変わっています。ご注意下さい。
目標
決済や与信に関するシステムについて,基礎的な知識を身につけ,日常の決済に関する仕組みと法的な位置づけを理解できるようになるとともに,支払決済に関する法原理の基盤である手形小切手法の法理を理解し,振出から遡求に至るまでの法的な扱いを説明できるようになる。
授業外の学習
指定教科書やレジュメ等の該当箇所をも参照しつつ,授業で扱われる内容について必ず毎回,予習・復習を行 うこと。 授業で示される法令については六法あるいは e-gov等で条文を確認すること。
所要時間: 予習80分 復習110分
スケジュール
- イントロダクション
- 現金決済
- 銀行振込,銀行間決済(国内)
- クレジットカード決済
- 電子マネー決済
- 暗号資産(1)
- 暗号資産(2)
- 資金決済における法規制
- 海外送金とマネーロンダリング対応
- 手形・小切手総論
- 為替手形,小切手の機能
- 約束手形(1) 約束手形の意義と作成
- 約束手形(2) 約束手形の流通と決済
- 有価証券の電子化と決済の未来
教科書
決済全般の仕組みの説明は小塚・森田編著「支払決済法」に基づいて行う(ただし講義順はテキストとは異なる)。不足する分野はレジュメで補う
支払決済法(第3版)
著者: 小塚壮一郎・森田果
出版社: 商事法務 2018
参考書
手形小切手の判例については,判例百選を参照することがある。また,手形小切手法について深く学びたい人は別途手形法のテキストを読むとよい。それぞれ必要と思う学生は購入すること。
手形小切手法判例百選(第7版)
著者: 神田秀樹・神作裕之
出版社: 有斐閣 2014
手形小切手法講義 第3版
著者: 田邊宏康
出版社: 成文堂 2019