相続法
法学部
LAW50900
コース情報
担当教員: 羽生 香織
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: オンデマンド授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
定期試験
定期試験期間中
その他
・授業参加はMoodleのAMS機能を用いて視聴履歴を評価する。公開期間内に受講し,かつ,視聴後に「受講終了」+「すべてを送信して終了する」ボタンを押すこと。後日,ボタン押し忘れを申し出ても対応しない。 ・定期試験では記述問題を出題する。
詳細情報
概要
民法第5編「相続」に関する条文,制度,判例の展開,学説の議論状況について理解し,知識と思考方法を習得する。具体的には,人の死亡を原因とする財産の承継について学ぶ。 【授業方法】 ・オンデマンド教材の視聴 ・Moodleで講義当日から1週間視聴可(初回のみ2週間視聴可) 【資料の配布方法】 ・Moodle ・LoyolaでMoodleのバスコード情報を履修生に周知する 【オンデマンド教材へのリンクの通知方法】 ・Moodleに画像をアップロードする 【質疑応答】 ・Moodleにおけるフォーラム機能を利用する
目標
具体的な家族紛争について,授業で学んだ基礎的な知識を用いて,今日の家族の実態を考慮しながら,自ら思考し結論を導く能力を養う。さらに,社会の変化や家族の多様化に伴い,相続に関する法は新たな問題に直面している。具体的な事例を通して,諸問題に対する家族と法の在り方を考える契機となることが望まれる。
授業外の学習
指定教科書等の該当箇所をよく読むこと。授業で扱う判例について判例百選や判例プラクティス民法等を参照すること。
所要時間: 授業1回あたり190分以上
スケジュール
- 相続法概説:相続の流れ,相続の開始等について学修する。
- 相続人(1):相続人の範囲と順位,相続欠格・推定相続人の廃除等について学修する。
- 相続人(2):相続の承認・放棄等について学修する。
- 相続分(1):法定相続分,指定相続分等について学修する。
- 相続分(2):具体的相続分,特別受益,寄与分等について学修する。
- 相続財産:相続財産の範囲等について学修する。
- 遺産分割(1):遺産共有等について学修する。
- 遺産分割(2):遺産分割の方法,手続,効果等について学修する。
- 相続人の不存在:相続財産法人,特別縁故者等について学修する
- 遺言(1):遺言の方法,効果等について学修する。
- 遺言(2):遺贈,特定財産承継遺言等について学修する。
- 相続と登記:相続や遺贈により不動産上の権利を取得した場合について学修する。
- 配偶者居住権:配偶者や被相続人への貢献があった者を保護するための制度について学修する。
- 遺留分:遺留分,遺留分侵害額請求権等について学修する。
教科書
最新の六法を準備すること。 テキストは以下の1または2のいずれかをご準備ください。
NBS 家族法[第4版]
著者: 青竹美佳=羽生香織=水野貴浩
出版社: 日本評論社・2023
ストゥディア民法7家族法
著者: 金子敬明=幡野弘樹=羽生香織
出版社: 有斐閣・2023
参考書
判例百選民法Ⅲ 親族・相続[第2版]
著者: 水野紀子ほか編
出版社: 有斐閣・2023
判例プラクティス民法Ⅲ 親族・相続[第2版]
著者: 松本恒雄ほか編
出版社: 信山社・2020