導入演習【地環1クラスA】

法学部

LAW10710

コース情報

担当教員: 富永 晃一

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水1

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

40%

レポート

50%

その他

・正当な理由なく授業の1/3を超えて欠席した場合,原則として単位取得を認めない。 ・レポートの執筆・提出を求める(下記の「講義スケジュール」第7回を参照)。

0%

詳細情報

概要

本演習は,本学法学部で4年間学ぶにあたり必要とされる基礎的素養,すなわち法学・政治学を中心とした社会科学に必要な論理的な思考力・分析力,レポートなど論理的な文章の書き方,図書館やインターネットでの資料調査,さらに,プレゼンテーションの方法,レジュメの作成法などのアカデミックスキルを習得することを目指す。 具体的には,①条文・判例等の読み方,調べ方,②法的思考方法,③表現方法(口頭発表と報告レポート執筆)を習得することを主な目標とする。演習参加者は,実際に条文や判例から法規範を読み取り(①),具体的な問題への適用・判断についてディスカッションし(②),法的争点について調査・報告すること(③)等を通じて,これらの知識・技法を体得することが求められる。

目標

①実定法(条文)・判例等から,規範が読み取れるようになる。 ②具体的な法的問題を議論し,結論を導けるようになる。 ③口頭発表と報告レポート執筆等を通じ,自分の分析を説得的に表現できるようになる。

授業外の学習

・予習として,各回の参考文献・資料を事前に熟読し,参考文献等を参照して自分なりの回答案を作ってくること,報告について指示がある場合には,適宜指示に従って報告資料ないしメモを作成し,担当教員に提出することが求められる。また,グループにより報告する場合には,授業時間外で時間を調整して集まってグループワークを行う必要がある(予習の所要時間:各回100分程度)。 ・復習として,各回の内容を読み返し,指示があればまとめや試論のメモ等を作成してみる。不明な点があれば教員に質問する。また,復習を兼ねてレポート課題が課される(復習の所要時間:各回90分程度)。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス,法(学)の意義等(※以下,第7回までの授業計画はすべて暫定的なものであり,進行状況により柔軟に変更することがある。なお,この初回の授業,及びその後の一部の回は,Aクラス・Bクラス同授業で実施することがある) (内容) ・自己紹介 ・授業の進め方,評価方法の説明 ・法(法規範),法源,三権分立,法学等の意義 ・六法の引き方等のイントロダクション,簡単な事例の分析などを含む ・図書館等の施設利用の試行(第1回~第4回に時間が余った場合。省略する可能性がある)
  2. 規範の解釈・適用(1) (内容) ・前回の補足 ・条文の解釈と適用,法的考え方(法的三段論法),解釈の手法(目的論的解釈,文理解釈,論理解釈)等
  3. 規範の解釈・適用(2) (内容) ・前回補足 ・判例の読み方(判例法理の読み取り方),事例への適用,判例の射程の検討等
  4. 表現方法(1)※PC等の電子機器持参を推奨 (内容) ・前回補足 ・報告概要(レジュメ)の作成・報告,報告レポートの書き方 ・データベース等による情報検索
  5. 表現方法(2) (内容) ・前回補足 ・口頭発表(グループによる発表) ・次回のテーマ(事例問題/1行問題)等の出題,グループでの検討
  6. 表現方法(3) (内容) ・個人(あるいはグループ)による発表,ディスカッション等
  7. 表現方法(補足)・総括 (内容) ・個人(あるいはグループ)による発表,ディスカッション等 ・レポートについて:指定した,あるいは希望したテーマについて,問題点(何が問題か),その問題についての現在の法制・判例・学説等の法的状況はどのようなものか,その法的状況を踏まえてどのような結論が導かれるか,ということについて,指定する日までに執筆して提出することを求める。テーマの選択,提出期限,字数等の詳細については,授業最終回までに指示する。

教科書

・事前に課題資料を配布する。

    参考書

    ・法学の入門書があると学習上は便利である(自分にあったものでよいが,たとえば,山下純司=島田聡一郎=宍戸 常寿『法解釈入門(第2版)』(有斐閣,2020),富永晃一=丸橋昌太郎=大江裕幸=島村暁代『ケースで学ぶ 実践への法学入門(第2版)』(中央経済社,2022)等)。ただし,事前に購入する必要はない。 ・その他,授業で参考書等を指示することがある。 ・なお,各回,六法を持参するか,法令を検索できるようインターネットに接続できる機器を持参することが望ましい(スマートフォンでも良いが,PC等の方が見やすい)。

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