プロジェクト・ゼミA(ジャパノロジー・コース)

文学部

HUM60930

コース情報

担当教員: 福井 拓也

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金2

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

レポート

70%

その他

授業内での報告

30%

詳細情報

概要

『小説の準備 ロラン・バルト講義集成III』を読み進めていくことで,日本の文学ジャンルとしての俳句をフランスの批評家ロラン・バルトがいかに理解し,いかに自らの文業に役立てていこうとしていたか,文化交渉の観点から考えていく。また日本の(近代)文学史における俳句の位置づけ,多様な俳句の成果・読み方についても補説していく。そして同時並行するかたちで受講生には,授業の内容を踏まえて――どの程度の具体性で踏まえるかは受講生各自の関心に任せる――それぞれの関心に即した調査を進めてもらい,その進捗について毎回報告を行ってもらう。それを最後には論文の形にまとめてもらう(もちろんその関心が俳句に向けられていなければならないということはない)。

目標

1. 種々のタイプの(文学)作品の味わい方を身につける。 2. 文学における特殊と普遍の関係性について思考を深める。 3. 自らテーマを設け,それについて調査・考察する力を涵養する。

授業外の学習

[授業前]事前配布されたテクストを読み,考えをまとめる。またその広がりを検討する。(70分) [授業後]授業の知見を踏まえ,自分のテーマについて調査・考察する。(120分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション+「1978年12月2日の講義」
  2. 「1978年12月9日の講義」
  3. 「1978年12月16日の講義」
  4. 「1979年1月6日の講義」
  5. 「1979年1月13日の講義」
  6. 「1979年1月20日の講義」
  7. 「1979年1月27日の講義」
  8. 「1979年2月3日の講義」
  9. 「1979年2月10日の講義」
  10. 「1979年2月17日の講義」
  11. 「1979年2月24日の講義」
  12. 「1979年3月3日の講義」
  13. 「1979年3月10日の講義」
  14. 「1978年12月2日のセミナー:導入」+「1979年3月10日のセミナー:結論」

教科書

プリント,PDFファイルを配布する。

    参考書

    授業中に適宜紹介する。

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