映像文化論
文学部
HUM60460
コース情報
担当教員: 大久保 遼
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月5
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
リアクションペーパー
20%
レポート
60%
詳細情報
概要
本講義では,映像文化を社会学的に分析することの意義や可能性を,近年のメディア研究,文化研究等の成果を踏まえながら概説する。今年度は特に写真と映画,モバイルメディアの事例を取り上げ,文化とテクノロジーの相互的な変動に注目しながら,19世紀から現代に至るまで映像文化がいかに変化してきたか解説を行う。
目標
・文化社会学,メディア研究の基本的な知識を身に付けること ・日常的に接している映像文化を分析するための視点を身に付けること
授業外の学習
授業内容および教科書とWebサポートを確認しておくこと
所要時間: 190分以上
スケジュール
- 映像文化の社会学とスクリーン・スタディーズ
- 写真という文化=技術:フィルム写真とは何だったのか
- デジタル化と写真コミュニケーションの歴史
- 画像認識とスマートフォンカメラ
- 映画の誕生とサイレント映画の時代
- メディアミックスと映画産業の再編
- ファミコンと万博と新しい映像文化
- デジタル化とハリウッドの再編,映像配信
- メディアコンバージェンスと映画館の再設計
- ディスプレイを携帯する経験:ポケットベルと携帯電話
- 電話からスクリーンへ:スマートフォンという映像文化
- ストリーミングとポストスマートフォンの映像技術
- 補論:コロナ禍と映像文化の再編
- ポストスマートフォンと映像文化
教科書
大久保遼『これからのメディア論』(有斐閣・2023年)を使用する。
これからのメディア論
著者: 大久保遼
出版社: 有斐閣・2023年
参考書
書籍情報はありません。