スクールソーシャルワーク論

総合人間科学部 - 社会福祉学科

HSS67700

コース情報

担当教員: 新藤 こずえ

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

50%

レポート

50%

詳細情報

概要

今日におけるスクールソーシャルワークの必要性と意義を理解し,学校と社会の状況をふまえ,子どもや家庭を支援するための方法を学ぶことを目的とする。 具体的には,貧困,虐待,発達障害,不登校,いじめなどに対して,ソーシャルワークの視点から支援するための方法,多職種・多機関との連携について事例を通して学ぶ。 本科目ではリアクション・ペーパーの提出を求めるとともに,講義スケジュールの内容に応じてディスカッション,プレゼンテーションを行う。

目標

・さまざまな状況におかれた子どもおよび家庭・学校などの社会環境の現状を理解することができる。 ・スクールソーシャルワークが求められる背景について,歴史的発展過程や子どもの権利条約を踏まえて理解することができる。 ・学校におけるソーシャルワーク実践の意義について理解し,適切なアセスメントをふまえた実践方法を検討することができる。

授業外の学習

提示するテーマに沿った文献・資料を収集し,レポートを作成すること。

所要時間: 各回のテーマに関する情報収集を行う120分,復習とリアぺ作成に70分

スケジュール

  1. オリエンテーション スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの違い ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. 子どもと家族の理解(1)子どもを取り巻く学校・家庭・地域の状況
  3. 子どもと家族の理解(2)子どもと家族が抱えるさまざまな困難
  4. 学校・教育の現状(1)学校現場と教育の現状
  5. 学校・教育の現状(2)学校現場における専門職の現状
  6. スクールソーシャルワークの歴史と展開:日本および海外における動向
  7. スクールソーシャルワークの価値と倫理:ソーシャルワークの価値と倫理,子どもの権利条約
  8. スクールソーシャルワークの視点と実践モデル:スクールソーシャルワークの視点と実践モデルの検討
  9. スクールソーシャルワークの実際(1)不登校
  10. スクールソーシャルワークの実際(2)児童虐待
  11. スクールソーシャルワークの実際(3)発達障害
  12. 連携の実際(1)学校内での連携,チーム学校
  13. 連携の実際(2)地域や学校外の社会資源との連携
  14. スーパービジョンの必要性と実際,スクールソーシャルワークの課題と展望

教科書

使用しない。適宜,授業内で資料を提示する。

    参考書

    • ジェネラリスト・ソーシャルワークを実践するために

      著者: 高良麻子・佐々木千里

      出版社: かもがわ出版・2022年

    • よくわかるスクールソーシャルワーク(第2版)

      著者: 山野則子・野田正人・半羽利美佳

      出版社: ミネルヴァ書房・2016年

    • 学校福祉とは何か

      著者: 鈴木庸裕

      出版社: ミネルヴァ書房・2018年

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