社会福祉実習指導II

総合人間科学部 - 社会福祉学科

HSS61002

コース情報

担当教員: 岡 知史

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水1

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

30%

リアクションペーパー

40%

レポート

30%

その他

・無断での遅刻・欠席は厳禁。 ・80%以上の出席がない場合は,単位認定の対象外とする。

0%

詳細情報

概要

[授業の目的・ねらい] ソーシャルワーク実習の意義について理解した上で実習に臨むよう,実習の準備を行う。実習を通して社会福祉士として求められる役割を理解し,価値と倫理に基づく専門職としての姿勢を養う。ソーシャルワークの知識と技術を具体的かつ実践的に理解する。 [授業全体の内容の概要] 実習前にはソーシャルワークの価値・知識・技術を確認し,実習中には実践場面において具体的・実際的に理解し体得する。また,実習前には,以下を理解した上で,実習生,実習担当教員,実習先の実習指導者との三者協議を踏まえて実習計画を作成する。 ①実習分野の理解:利用者理解,施設・機関,地域社会等 ②実習施設における関連職種の専門性や業務・役割と機能 ③実習施設におけるソーシャルワークの価値規範と倫理,知識および技術 ④実習に際して求められる実習生の姿勢(利用者の尊厳の尊重・プライバシーの尊重・秘密保持)。 ⑤実習を深める方法としての個別・グループスーパービジョンの意義,実習ノートの活用 (記録の内容・方法)。 実習中には巡回指導に代えて,1週間に1度,大学にてグループ指導を行う。実習場面で直面した課題をグループで共有し,個々の実習生の実習課題への取り組みを促進するとともに,相談援助の実際的,実践的理解につなげる。上記は,集団での指導に加えて,適宜個別指導を行なうことで学習効果を高める。また実習担当教員は実習生および実習指導者との連絡調整を密にとり,実習中間時点では巡回指導を行い,三者協議による実習状況の確認および個別指導を行う。

目標

[授業修了時の達成課題(到達目標)] 実習および実習先についての理解を深めたうえで,実習に臨んでいる。実習中は価値と倫理に基づく専門職としての社会福祉士になりゆく実習生として自らの課題を理解し,進んで実習指導の場,個別および集団のスーパービジョンを活用している。実習先におけるソーシャルワークの知識と技術を具体的かつ実践的に理解している。

授業外の学習

(予習)90分 実習前:社会福祉実習に関する文献を1冊準備し,該当箇所を読む。 実習中:実習体験を振り返り,課題を抽出する。 実習後:実習体験を振り返り,習得した事がらを整理する。 (復習)100分 実習指導内容を記録し,振り返る。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 実習の意義
  2. 実習指導と個別・集団指導の意義の理解,事前学習,実習スーパービジョン,事後学習の意義
  3. 実習施設・機関の特徴(実習分野,実習施設,施設・事業者・機関・団体・地域社会,関 連職種,地域社会理解を含める)
  4. 実習施設・機関の利用者
  5. 実習施設・機関のソーシャルワーク課題の理解と必要な価値・知識・技能
  6. 実習施設・機関にかかわる制度
  7. 実習施設・機関におけるプライバシーの保護と守秘義務
  8. 実習先スーパーバイザーによる支援・助言の意義
  9. 三者協議による実習計画の作成
  10. 実習記録の内容および方法に関する理解
  11. 実習指導者による指導,大学における実習スーパービジョンの意義と活用の仕方
  12. 利用者支援において直面した課題の共有
  13. 関係職員との関わりで直面した課題の共有
  14. 社会福祉士としての態度に関する自己の理解,私的自己と社会福祉士としての自己 上記に加え,実習中間の時点で,実習施設を訪問の上,巡回指導を行う。また,適宜,個別指導を実施する。

教科書

適宜,授業内で資料を提示する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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