社会福祉実践・理論総合演習(20年次生以前対象)

総合人間科学部 - 社会福祉学科

HSS55006

コース情報

担当教員: 新藤 こずえ

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火3

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

50%

レポート

50%

詳細情報

概要

卒業論文執筆のためのゼミナールである。各学生の関心に基づき選択した社会福祉学的なテーマについて,「読み書き」ができるようにすることを目的とする。このゼミでの「読み書き」とは,関心のあるテーマについて調べ,その分野の文献を読み込み,理解し,その上で自分の考えをまとめ,記述し,論文として表現することである。 取り組むテーマの社会性を意識すること。どんなに小さなことでも「社会に還元するものがある」という思いが大切である。 子どもの貧困,スクールソーシャルワーク,社会的養護,障害のある若者,ボランティア・NPOに関心のある学生を歓迎する。 本科目ではディスカッション,プレゼンテーションを行う。

目標

論文作成を通じて,社会的に不利な立場におかれている人々の状況を多面的に捉え,福祉の視点から実践・研究をすすめるための基礎的な力を育むことを目標とする。

授業外の学習

先行研究の検索,分析,考察,フィールドワークまたは文献調査,執筆の時間を確保することが必須である。 論文・レポート作成は,個人が主体的に取り組むものであることを認識して,計画的に進めること。

所要時間: 研究テーマに関連する文献閲読,レポート作成,プレゼン資料作成120分,授業の振り返り70分

スケジュール

  1. オリエンテーション,履修学生によるテーマ(案)発表 ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. テーマの検討(1)研究テーマに関するディスカッション
  3. テーマの検討(2)テーマに関する問いを立てる
  4. テーマの検討(3)卒論の問いを立てる
  5. 文献レビュー(1)先行研究の検討
  6. 文献レビュー(2)社会福祉領域における先行研究の検討
  7. 文献レビュー(3)妥当性のある先行研究の検討
  8. 研究方法の検討(1)テーマに応じた研究方法
  9. 研究方法の検討(2)データ収集
  10. 研究方法の検討(3)倫理的配慮
  11. 研究計画書の作成(1)研究の背景の整理
  12. 研究計画書の作成(2)研究目的の整理
  13. 研究計画書の作成(3)研究方法の確定
  14. 夏休みの研究実施計画の検討,プレゼンテーションの方法と中間発表会準備

教科書

卒論の書き方に関する基本的な方法に関する参考書を各自入手しておくこと。

    参考書

    ・上野千鶴子(2018)『情報生産者になる』筑摩書房URL ・白井利明・高橋一郎(2013)『よくわかる卒論の書き方[第2版]』ミネルヴァ書房 ・石黒 圭(2012)『論文・レポートの基本』日本実業出版社 ・岩田 正美・中谷 陽明・ 小林 良二 ・稲葉 昭英編著(2006)『社会福祉研究法―現実世界に迫る14レッスン』有斐閣 ・久田則夫(2003)『社会福祉の研究入門―計画立案から論文執筆まで 』 ・佐藤 望・ 湯川 武・横山 千晶・ 近藤 明彦編著(2020) 『 アカデミック・スキルズ(第3版)――大学生のための知的技法入門』

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