福祉経済学

総合人間科学部 - 社会福祉学科

HSS53930

コース情報

担当教員: 丸山 桂

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木1

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

40%

レポート

10%

授業内期末試験

授業期間中

50%

その他

授業参加には,リアクションペーパー,課題提出,クイズの正答率,グループディスカッション等の参加状況を含む。

0%

詳細情報

概要

急速な少子・高齢化による介護問題,就業環境の悪化にともなう失業や貧困問題,就業にともなうケガや病気の問題など,社会福祉が対応すべき問題は多様化し,また深刻化している。とかく感情論で語られがちな社会福祉の問題を,本講義では経済学の視点から講義する。 講義では,最初に,全体を統括する視点から社会福祉基礎構造改革と経済学からみた社会福祉の市場のあり方について,講義する。少子化問題と子育て支援(保育サービス含む),医療保険制度と健康問題,貧困問題(生活保護),介護保険などについて解説する。 アクティブラーニングとして,グループディスカッション,リアクションペーパーの提出がある。

目標

①社会保障,社会政策に関する経済学や経営学等の基礎的な理論を説明できる。 ②社会福祉とその関連領域における市場の現状と課題について説明できる。 ③社会保障,社会政策に関する現状,政策動向,課題について説明できる。

授業外の学習

予習として,授業内で指示された内容の精読,事前課題への取り組みに90分,復習として,授業内容の復習,授業内で示された課題,リアクションペーパーの提出,クイズ等の振り返り,レポート執筆に100分を要する。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス 社会福祉と経済学に必要な視点 ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数,内容や順番が変更することがありうる。
  2. 準市場の定義と設計
  3. 準市場の定義と設計,政策への応用
  4. 少子化問題と子育て支援
  5. 保育サービスと待機児童問題
  6. 子ども子育て支援新制度
  7. 医療保険と財政問題
  8. 薬価基準
  9. 健康の経済学(予防医療と医療費削減,健康経営)
  10. 格差問題と健康
  11. 介護保険
  12. 生活保護基準
  13. 家族の変容と社会政策
  14. 授業内期末試験

教科書

初回授業時に紹介する。

    参考書

    ジュリアン・ルグラン『準市場 もう一つの見えざる手: 選択と競争による公共サービス』法律文化社,2010年

    • 『社会政策:福祉と労働の経済学』

      著者: 駒村康平・山田篤裕・四方理人・田中聡一郎・丸山桂

      出版社: 有斐閣,2015年

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