生活経済学
総合人間科学部 - 社会福祉学科
HSS53910
コース情報
担当教員: 丸山 桂
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
授業内期末試験
授業期間中
その他
moodleを通じて授業資料の配付,レポート,課題の回収を行う。授業参加には,課題,リアクションペーパー,クイズ,小テスト等が含まれる。欠席回数が5回以上の場合,単位はFとなる。
詳細情報
概要
社会福祉の諸問題の根底には,経済問題があることが多い。社会福祉政策は当然ながら,社会福祉臨床を考える上でも,世帯類型別の家計の特徴,収入・支出,資産形成などの基本的な理論と実際を理解することは必要不可欠である。 本講義では,経済,生活の豊かさの捉え方,家計の位置づけ,家計の基本概念,生活設計,収入や支出,貯蓄や借金などの動向について解説する。単に家計や経済用語の解説を行うのではなく,生活困窮や生きづらさを抱える人々や世帯にどのような家計の問題があるのか,その原因はなぜなのかについて説明をし,家計の状況を改善するための方策を履修者とともに考えたい。 アクティブラーニングとしてグループディスカッション,リアクションペーパーの提出がある。
目標
①家計に関する基本概念と用語について説明できる。 ②家族や働き方の変化,景気変動などの社会経済の変化が家計に及ぼす影響について論理的に説明できる。 ③消費,金融,資産形成,税・社会保険料など家計をとりまく基本的用語の説明とその関係性について説明できる。 ④世帯類型による家計の特徴について説明できる。 ⑤消費者保護のための必要な施策について説明できる。
授業外の学習
テキスト,配布資料等の予習・復習,課題提出などが必要である。予習としてテキストの精読に100分,復習として授業内容の振り返りや課題提出で90分が必要である。
所要時間: 190分
スケジュール
- ガイダンス,生活の経済 ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数や順番が変更することがありうる。
- 家計に関する基本概念と家計調査
- 家計にみるくらしの変化
- 生活の設計とリスク
- 賃金と所得格差・貧困
- 家計にみる地域差
- 消費生活と家計
- 消費生活と家計問題
- 生活と金融
- 妻と夫の経済関係
- 親と子の経済関係
- 高齢期の生活と経済保障
- 生活経済と環境・SDGs まとめ
- 授業内期末試験
教科書
重川純子『改訂新版 生活経済学』放送大学教育振興会,2020年,3200円+税
参考書
授業内で適宜紹介する。