医療福祉論*
総合人間科学部 - 社会福祉学科
HSS52500
コース情報
担当教員: 髙山 惠理子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 1クォーター
曜限: 火5, 金5
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
40%
レポート
20%
定期試験
定期試験期間中
40%
その他
・75%以上の出席がない場合は,単位認定の対象外とする。
0%
詳細情報
概要
講義を通して,病者をめぐる諸課題と課題をめぐる保健医療サービス・社会福祉サービスの関わり,保健医療分野における課題(倫理・患者の権利)を理解し,保健医療分野に社会福祉専門職が存在する意義について考察する。 講義では,学科横断グループによる討議等を多く行うので,積極的な参加が求められる。また,講義終了後には,リアクションペーパーを作成する。
目標
・病をもつ人の生活上の課題について理解する。 ・病をもつ人を支える保健医療サービス・社会福祉サービスについて理解する。 ・病を持つ人のケアの基盤である,患者の権利・医療倫理等について,理解する。 ・「医療の場」に関する理解を深め,社会福祉の立場から病者を支援するソーシャルワーカー(社会福祉士)の観点について考察できる。
授業外の学習
【予習】 ・各セッション指定したテキスト箇所を読む(90分) 【復習】 ・講義後参考資料を使って復習したうえ,文献に照らして考察し,リアクションペーパーを提出する。(50分) ・レポート作成の準備を行う(50分)
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション:講義の進め方 病院におけるソーシャルワーク(SW)実践 ※以下は予定であり,授業の進捗状況等により各テーマの回数は変更することがありうる
- 事例から見る保健医療分野のソーシャルワーク
- 保健医療分野のソーシャルワーク・医療ソーシャルワーカー業務指針
- 保健医療分野における実践の基盤(1):医療法における理念と変遷
- 保健医療分野における実践の基盤(2):サービスの供給システム:医療機関の機能分化
- 保健医療分野における実践の基盤(3):保健医療の担い手と保健医療分野における医療と福祉の協働
- 保健医療分野における実践の基盤(4):病院間連携・地域包括ケア
- 医療保障の制度(1):医療保険制度・診療報酬
- 医療保障の制度(2):公費負担制度と低所得者の医療機会の確保
- 病を持つ人の理解(1):病者からみた病,社会からみた病者
- 病を持つ人の理解(2):生活者としての病者理解・家族としての病の経験・ケアラーのケア
- 医療分野における倫理(1):患者の権利
- 医療分野における倫理(2):保健医療分野における倫理と意思決定支援
- 保健医療における福祉的課題・まとめ
教科書
講義中に使用するため,全員入手のこと。
保健医療と福祉
著者: 梅崎薫・髙山惠理子・保正友子(一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟)編集
出版社: 中央法規出版,2021
厚生労働白書(厚生労働省ホームページ)
著者: 厚生労働省
出版社: 最新版
参考書
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