障害者福祉論*
総合人間科学部 - 社会福祉学科
HSS51300
コース情報
担当教員: 笠原 千絵
単位数: 2
年度: 2024
学期: 1クォーター
曜限: 月1, 月2
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
定期試験
定期試験期間中
詳細情報
概要
「障害者福祉論」ではまず,社会による障害のとらえ方によって障害者の生活が受ける影響について理解を深めるため,障害のモデル,障害者福祉の歴史と理念,障害者権利条約を概観する。次に,障害者福祉に関する様々な制度,法律について説明する。そして,これらの制度のもと,組織,機関,専門職が多職種連携,ネットワーキングを図りながら障害のある人の生活を支援する方法についても説明する。障害者を障害福祉サービスの対象として狭くとらえるのではなく,市民の一人として理解し,障害があることが理由で様々な制約を受けることがないよう,生活を保障するための方策を考えることを期待する。
目標
(1)障害の概念,援助の理念,当事者運動が障害者福祉のあり方に与える影響を理解する。 (2)障害者の生活の実態とニーズ,障害者福祉法制度と施策,相談機関・体制,事業体系,支援方法などの基本的知識を得る。
授業外の学習
・この授業では,講義と学生同士のディスカッションを行う。ディスカッションに参加するため,事前学習が必要である。 ・予習として教科書次回該当部分を読む(50分程度)。 ・復習として授業内容をノートにまとめる。分からない点は教科書や授業時示した資料や動画等を確認し,参照資料が分かるようにまとめる。試験,レポートの準備も含む。(120分程度)。 ・金曜日17時までにリアクションペーパーを作成する(20分程度)
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション,障害者福祉とは何か ⋆以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
- 障害者福祉の理念➀
- 障害者福祉の理念②
- 障害者福祉の歴史的展開➀
- 障害者福祉の歴史的展開②
- 障害者総合支援法の体系と概要➀
- 障害者総合支援法の体系と概要②
- 障害者総合支援法の体系と概要➂
- 年齢・障害種別に対応した法律
- 障害者福祉の関連分野➀
- 障害者福祉の関連分野②
- 事例から考える障害者支援の実態
- 相談支援とソーシャルワーク
- 障害者福祉の担い手
教科書
竹端寛・山下幸子・尾崎剛志・圓山里子(2020)「新・基礎からの社会福祉 障害者福祉第4版」ミネルヴァ書房
参考書
授業中に紹介する。