社会福祉行財政論
総合人間科学部 - 社会福祉学科
HSS50600
コース情報
担当教員: 平野 寛弥
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木3
形式: オンデマンド授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
リアクションペーパー
レポート
その他
授業参加は,授業動画の視聴を確実にしているかどうかで評価する。 リアクションペーパーは，毎回の講義終了時に提出するリアクションと，他の受講者のリアクションへのコメントで評価する． また,レポートは,授業期間中の2回のレポートと，期末のレポートの計3回である。 レポートはすべて期日までに提出すること(未提出者には単位認定を行わない)． このように作業や課題が多いので，その点を留意して受講すること．
詳細情報
概要
社会福祉行政とそれを支える財政に関する基礎的事項とその実際を学ぶ。具体的には，国と地方の役割分担,各機関・団体及び専門職の役割,国・地方公共団体の財政状況などを扱う． くわえて授業期間中のレポート執筆がある。具体的な報告内容としては，自治体行政の組織についての分析と，自治体財政の分析をしてもらう予定である．
目標
①福祉行財政の基礎的事項を説明できる。 ②福祉行政の構造やしくみ，現状について説明できる。 ③福祉財政の構造やしくみ，現状について説明できる。 ④具体的な自治体の財政について,社会経済や地域の特性を考慮しながら論評できる。
授業外の学習
自治体財政についての履修者による分析研究は,授業内での作業時間を設けることはできないため,授業時間外での作業を行う必要がある。 これらの作業に要する時間は，概ね190分である．
所要時間: 190分
スケジュール
- ガイダンス/福祉行財政の視点から福祉政策を学ぶ ※以下は予定であり,授業の進捗状況によって,各テーマの回数や順番を変更することがありうる。
- 福祉行政と国の役割
- 福祉行財政の動向
- 福祉行政と地方公共団体の役割
- 国と地方公共団体の関係
- 福祉行政の組織や団体，専門職の役割
- 福祉行政の組織の比較検討 ※事前に提出してもらうレポートに基づいて講義します
- 財政と社会福祉:社会保障費用統計(社会保障給付費)の動向
- 一般会計予算と社会保障関係費の動向
- 地方自治体財政と民生費の動向
- 福祉サービスの利用と費用負担
- 自治体財政の分析に向けて
- 実際の自治体財政の比較検討 ※事前に提出してもらうレポートに基づいて講義します
- 授業内容の振り返り
教科書
特定のテキストは使用しません。配布資料はmoodleを通じて配布するので,各自授業開始前までにダウンロードして出席してください。
参考書
福祉行財政と福祉計画 第5版
著者: 社会福祉士養成講座編集委員会編
出版社: 中央法規,2017年
福祉行財政と福祉計画 第4版 (社会福祉士シリーズ 10)
著者: 池村直道・福祉臨床シリーズ編集委員会編
出版社: 弘文堂,2020年