演習
総合人間科学部 - 社会福祉学科
HSS20604
コース情報
担当教員: 丸山 桂
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
その他
原則として5回以上の欠席は不合格となる。遅刻や早退はこれに準ずる。授業参加には,積極的なコメントや他者との協力,研究に真摯に取り組む姿勢が評価される。黙って座っているだけの人やフリーライダーは,評価は厳しいものとなる。
詳細情報
概要
社会福祉学科の学びには,個別ケースへの支援,政策・制度設計,運営管理などの幅広い知見が必要になる。本演習では,狭義の社会福祉にとらわれず,社会福祉に関連する諸問題(社会政策,社会保障,労働政策,ジェンダー,家族問題,住宅政策,生活経済学など)を演習のテーマとして取り上げる。 授業は,2部制になっており,1つはテキストの輪読を通じて,履修者間の社会福祉学および関連領域の理解を深める。もう1つは,個人研究とし,自身の興味ある領域を研究し,報告,議論する。論拠に基づいたわかりやすいプレゼンテーションスキルの向上と,他者の発表に対して,的確なコメントや議論ができることをめざす。 社会福祉およびその関連領域の諸問題を,理論や政策動向,運営管理などの学術的な視点から研究したいと思う人,エビデンスに基づいた論評スキルを上げたい人,真摯に研究に取り組める人を歓迎する。 また,機会があれば他大学とのインゼミを行う可能性がある。 紙媒体での配布物は行わないので,授業前日までに報告者は資料をmoodleに提出し,各自,授業開始前にダウンロードし,事前に熟読して出席すること。そのため,moodleの登録も必要である。 アクティブラーニングとして,プレゼンテーションとディスカッションを予定している。
目標
①現実の諸問題を理論,制度・政策動向,統計データと結びつけて分析できる。 ②文献や先行研究を適切にサーベイし,レジュメにとめられる。 ③研究成果を論理的にプレゼンテーション,レポートにまとめられる。
授業外の学習
授業時間内で報告資料(レジュメまたはパワーポイント)を作成する時間はありません。空き時間等を利用して計画的に研究を進める必要性があります。 他大学とインゼミを行う場合には,週末などに報告会が実施されることになります。原則として全員参加となりますので,そのつもりで受講してください。 予習としてテキスト精読や資料の収集,報告資料の作成等に120分,復習として授業内での議論の振り返りやフォーラムの投稿で70分を要する。
所要時間: 190分
スケジュール
- ガイダンス・テキスト輪読の分担の決定 ※以下は予定であり,各テーマの回数は変更することがありうる。 卒業論文・レポートの中間発表会にあわせ,スケジュールの変更の可能性がある。また,各項目にかかげたトピックスは過去の研究テーマの事例であり,実際に学生が研究テーマとして取り上げるのはこれとは異なる。
- 輪読①社会政策とは何か
- 輪読②制度の狭間問題
- 輪読③欠乏の行動経済学
- 輪読④格差は心を壊す
- グループワーク
- 個人研究報告①貧困・格差問題
- 個人研究報告②児童福祉
- 個人研究報告③障害者福祉・障害者雇用
- 個人研究報告④高齢者福祉
- 個人研究報告⑤労働政策
- 個人研究報告⑥ワークライフバランス
- 個人研究報告⑦健康・医療問題
- 個人研究報告⑧まとめ
教科書
初回授業時までに周知する。
参考書
書籍情報はありません。