ソーシャルワーク論B

総合人間科学部 - 社会福祉学科

HSS20600

コース情報

担当教員: 髙山 惠理子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

レポート

20%

定期試験

定期試験期間中

40%

その他

・出席が75%に達しない場合は,単位を認定しない。

0%

詳細情報

概要

本講義では,「ソーシャルワーク論A」で取上げる基本的スキルを前提に,ソーシャルワークを支え,的確な実践に不可欠な専門的スキルを学ぶ。 第一に,ソーシャルワーカーは人間と環境のインターフェース(接合面)に介入する専門職である。この観点から,環境としての社会資源の調整/開発,そして関連する人々(本人・家族・専門職・地域住民など)との関係構築の方法を学ぶ。 第二に,ソーシャルワーク実践の的確性は,専門職として絶えず問われるものである。この観点から,ソーシャルワーク実践の分析,実践モデルとの関連性について学ぶ。 講義では,グループ討議を多く実施する。また,講義終了後にはリアクションペーパーの作成が求められる。

目標

以下の3点を通じて,ソーシャルワーカーとしての専門的姿勢を理解する。 ・様々な人々との関係構築の方法と仕組みが判る。 ・ソーシャルワーク実践の分析,理論に照らした検討の方法が判る。 ・社会資源の活用/開発の方法が判る。

授業外の学習

【予習】 ・テキストの該当箇所および資料を読む(90分) 【復習】 ・講義後参考資料を使って復習したうえ,文献に照らして考察し,リアクションペーパーを提出する。(50分) ・問題意識を醸成し自ら課題を設定し,レポート準備を行う(50分)

所要時間: 上記の授業時間外学修には,授業 1 回あたり190 分以上の予習・復習を要する。

スケジュール

  1. オリエンテーション:ソーシャルワーク(SW)実践とSW論Bの範囲 ※以下は予定であり,授業の進捗状況等により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. ソーシャルワークにおける総合的かつ包括的な支援の実際:基本的な考え方と事例
  3. 家族と地域の一体的な支援:家族の特性と支援,地域の特性と支援
  4. ソーシャルワークにおける援助関係の形成(1):SW-クライエント関係の意義,コミュニケーションスキル
  5. ソーシャルワークにおける援助関係の形成(2): 面接スキルと自己覚知
  6. ソーシャルワークにおける援助関係の形成(3): アウトリーチ
  7. ソーシャルワークにおける社会資源の活用・調整・開発:社会資源の活用,社会資源の開発,ソーシャルアクション
  8. ソーシャルワークにおける連携(1):ネットワーク,チームの基本概念,カンファレンス・様々な会議体(施設内/地域)
  9. ソーシャルワークにおける連携(2):連携のスキル プレゼンテーション,ファシリテーション,ネゴシエーション
  10. 非常時・災害時の支援:非常時・災害時の生活支援の意義と方法
  11. 事例分析:意義と方法
  12. ソーシャルワークの実践モデル(1):エコシステムアプローチ,医学モデルとライフモデル
  13. ソーシャルワークの実践モデル(2):エンパワメントアプローチ,ナラティブアプローチ,解決志向アプローチ
  14. ソーシャルワークの実践モデル(3):問題解決アプローチ,課題中心アプローチ,危機介入アプローチ

教科書

講義中に使用するため,全員入手のこと。

  • ソーシャルワークの理論と方法[社会専門]

    著者: 添田正揮・所めぐみ・福富昌城(一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟)編

    出版社: 中央法規出版,2021

参考書

書籍情報はありません。

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