都市の社会学

総合人間科学部 - 社会学科

HSC58700

コース情報

担当教員: 浅川 達人

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

20%

授業内期末試験

授業期間中

60%

小テスト等

20%

その他

毎回の授業について,Moodleの「小テスト」と,リアクションペーパーの代替として「質問コーナー(フォーラム)」を使用します。成績評価は,授業内期末試験:60%,小テストの得点:20%,質問コーナー(フォーラム)への書き込み:20%として行います。

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詳細情報

概要

近年,「都市」や「地域」に対する人びとの関心がしだいに高まりつつある。成熟社会と少子高齢化の進展のなかで,高齢者や女性,幼児・児童の生活が地域を基盤として成り立っていることの意味を,改めて問い直そうとしている。 本講義では,都市社会学が「都市」や「地域」をどのようにとらえようとしてきたのか,その探究の歴史を振り返りながら,研究の枠組みや視点について解説する。日常生活ではあまり意識されることのない「都市」や「地域」の重要性について,都市研究の視点から問い直してみたい。

目標

(1)都市社会学を中心に,都市研究の重要な視点や論点について理解することができる。 (2)日常生活では意識されにくい都市や地域の重要性について認識を深めることができる。 (3)都市政策や都市計画の役割について理解することができる。

授業外の学習

各予習としてMoodleに掲載するレジュメの事前読了を求めます。復習としては,Moodleの小テストへの解答と,Moodleのフォーラム機能を利用した「質問コーナー」への質問or感想の記入を求めます。各回の予習・復習には200分程度かかると想定されます。「質問コーナー」に記入された主な質問については,次の授業時間の冒頭で回答いたします。

所要時間: 200分程度

スケジュール

  1. 都市を観る視点・日本での研究蓄積(序章・1章〜3章)
  2. 番目屋のパリ(1章)
  3. 世紀初頭のシカゴ(1章)
  4. シカゴ学派の社会地図(1章)
  5. 社会文化生態学(1章)
  6. 東アジアの都市
  7. 東京23区の社会空間構造の変化(4章)
  8. 東京圏の社会空間構造の変化(5章)
  9. 地方都市の社会空間構造(6章)
  10. 人口移動からみた都市圏の形成過程(7章)
  11. 都市空間の理論(参考文献:6章),都市の成長戦略と新都市政治学(参考文献:10章)
  12. 都市のフードデザート(食の砂漠)問題
  13. 地方創生
  14. 授業内期末試験

教科書

下記の教科書を使います。授業内期末試験において,教科書を参照して解答する問題を出題するので,教科書は必ず購入してください。

  • 都市を観るー社会地図で可視化した都市社会の構造

    著者: 浅川達人

    出版社: 春風社・2022年

参考書

  • 都市社会学を学ぶ人のために

    著者: 玉野和志

    出版社: 世界思想社・2020年

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