演習 II(雇用と労働の社会学)

総合人間科学部 - 社会学科

HSC55600

コース情報

担当教員: 今井 順

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月5

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

14%

授業参加

14%

リアクションペーパー

12%

レポート

60%

詳細情報

概要

近代的な産業社会に生きる人々は,毎日多くの時間を労働に費やしている。また,働く人々の多くは,組織に雇われて働いている。こうした事実は,現代社会を理解するためには,雇用や労働といった領域について理解することが重要であることを示している。非正規雇用の増加やジェンダーに基づく社会的不平等の問題,ワーク・ライフ・バランスをめぐる社会的な議論,働きすぎによる過労死からブラック企業の問題,国境を越える企業活動が人々の生活に与える影響まで,我々の直面する諸課題に対し,社会学の知識と議論がどのようにアプローチできるのか,またはしているのか,文献の輪読を通じて検討する。また学生自らが独自プロジェクトを行うことで,社会学的理解を実践できるようなることも,この授業の目的である。

目標

1.雇用・労働社会学の基礎的な概念を理解し,それらを用いた議論ができるようになる。 2.ゼミでの発表,討論を行う作法を身につける。すなわち・・・ ①授業の準備のために課題図書を読み,自らまとめる習慣を作る。 ②課題図書を批判的に読み,自分の意見を持ち,それを書く努力をする。 ③自分の意見を人前で述べ,議論に貢献できるようになる。 3.実地調査を行い,報告書・論文作成の技術を身につける。

授業外の学習

上記目標を達成するためには,特に予習・授業準備が重要となる.課題となった文献や推薦図書に対する批判的な読書によって自分なりの理解を鍛えることを望みたい.また自分の問題関心には継続的に向き合い,自分なりの文献検索を日常的に行い,ブックレポート(リアクションペーパー)を作成してもらう。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション (以下はあくまで予定であり,学生プロジェクトの進捗状況によって,柔軟に運営する)
  2. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(1)
  3. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(2)
  4. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(3)
  5. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(4)
  6. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(5)
  7. 学生プロジェクト中間発表(1)
  8. 学生プロジェクト中間発表(2)
  9. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(6)
  10. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(7)
  11. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(8)
  12. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(9)
  13. 文献輪読:学生の興味に基づき選択した文献の検討(10)
  14. 学生プロジェクト最終発表会

教科書

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    参考書

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