演習II(ライフスタイルの社会学)

総合人間科学部 - 社会学科

HSC55000

コース情報

担当教員: 藤村 正之

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金5

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

15%

授業参加

30%

リアクションペーパー

15%

レポート

40%

その他

演習での出席・報告・討論参加,レジュメや課題レポート,ゼミ論文提出などから総合的に判断します。

0%

詳細情報

概要

ライフスタイル・ライフコース・社会政策と関連する人々の意識や行動の諸側面を社会学の視点から学習します。春学期演習での学習を受けて,秋学期演習は第1の柱として3年生の文献研究やグループ活動などを進めてもらい,第2の柱としては,卒論・ゼミ論に向けた各自の研究報告をおこない(秋学期提出のゼミ論は4年生16,000字以上,3年生8,000字以上執筆),全員の論文を集約したゼミ論文集を作ります。第1の柱,第2の柱,ともに,学生の研究発表,学生同士のディスカッションが中心となります。 各自の問題意識にもとづいて研究課題を設定し,高度な社会学的な分析と考察ができる力を養成するのが本授業となります。 難しいことはわかりやすく,おもしろいことは真剣に考えていく社会学的くせを身につけていきましょう。演習は学生がプレイヤー,教員はコーチにすぎません。皆さん相互の討論中心のゼミであることを確認して参加してください。

目標

(1)文献の報告などを通じて,論文を読解し論点を整理する力,要点のまとめられたレジュメを作る力,わかりやすい発表をおこなう力を身につけていく。 (2)全員での討論を通じて,問題を発見する力,相互の議論を位置づけていく力,議論の流れをサポートする力を身につけていく。 (3)演習全体を通じて,社会学を使って現代社会と日常生活を関連づけながら読み解いていく力を,皆の共同作業の中で身につけていく。

授業外の学習

予習として,授業で取り上げる文献について読了し,関連する論文やデータ・資料などについても読んだり,調べたりする。また,当日の討論可能なように,自分の問題意識を確認し整理しておく。卒論・ゼミ論の準備に早めに着手し,考察・執筆を進める。 復習として,授業中に紹介した文献をできるだけ多く読了したり,授業中の議論で学んだことを調べなおし,社会学の理論や方法論について理解を深める。

所要時間: 予習2時間半,復習1時間程度

スケジュール

  1. (※以下は予定であり,授業の進捗状況によって,各テーマの回数などは変更がありえます。) 秋学期の進行計画の確認
  2. 3年文献研究と報告1(生活研究の観点)
  3. 同上 2 (生活研究の方法)
  4. 3年グループ活動と報告1(グループ活動)
  5. 同上 2 (報告と議論)
  6. 同上 3 (活動の振り返り)
  7. 4年卒論・ゼミ論報告(2次)1(構成の再確認)
  8. 同上 2(データ・資料の分析の深化)
  9. 同上 3(論点の練り直し)
  10. 同上 4(論文の推敲)
  11. 3年ゼミ論報告 1(主題・構成の検討)
  12. 同上 2(データ・資料の検討)
  13. 同上 3(論点の深化)
  14. 演習のまとめ

教科書

参加学生の問題関心を勘案し,授業内で文献を案内する。

    参考書

    • 『社会学の力・改訂版』

      著者: 友枝敏雄・浜日出夫・山田真茂留編

      出版社: 有斐閣・2023年

    • 『考えるヒントー方法としての社会学』

      著者: 藤村正之

      出版社: 弘文堂・2014年

    • 『命題コレクション社会学』

      著者: 作田啓一・井上俊編

      出版社: ちくま学芸文庫・2011年

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