セクシュアリティの社会学

総合人間科学部 - 社会学科

HSC54300

コース情報

担当教員: 宮田 りりぃ

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火4

形式: オンデマンド授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

レポート

60%

詳細情報

概要

性に関する権利や知の生産,不平等について理解することを目指します。どのようにセクシュアリティは理解され,また,病理や不平等,格差と結びついていくのかについて考えます。そのうえで,受講生自らが現在社会にある(しばしば問題と見なされてさえいない)問題を発見し,それを探求する力を養います。

目標

・性に関する権利や知の生産,不平等について理解する ・性について自ら問題を発見する力をつける ・既存のアカデミックな知と結びつけながら問題を探求する能力を得る

授業外の学習

授業で取り扱う内容について参考書を読んでおくこと。また,授業後に,関連する文献や資料に当たること。授業で得られた知見を用いながら,自ら発見した社会問題について研究を深め,授業内での研究報告の機会および最終レポートに備えること。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. LGBT(Q+)とSOGI(ESC)
  3. 多様な性のあり方と逸脱
  4. 病理化と社会問題化
  5. 仕事とジェンダー
  6. 教育とジェンダー①:ジェンダー格差と隠れたカリキュラム
  7. 教育とジェンダー②:多様な性のあり方と学校における支援
  8. セクシュアルヘルス:HIV/AIDSと性感染症
  9. 男性学・男性性研究
  10. セックスワークと人権
  11. トランスジェンダー「問題」
  12. ジェンダーにもとづく支配構造
  13. 性暴力と安全
  14. 授業のまとめ

教科書

特になし。参考資料は,適宜授業内で提示する。

    参考書

    • 教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ

      著者: 風間孝・河口和也・守如子・赤枝香奈子

      出版社: 法律文化社・2018

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