社会学データ分析法
総合人間科学部 - 社会学科
HSC53900
コース情報
担当教員: 酒井 計史
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
定期試験
定期試験期間中
65%
その他
毎回講義中SPSSで行なった作業または統計課題
35%
詳細情報
概要
統計解析ソフト(SPSS)を用いて,データの整理の方法,度数分布・代表値などの記述統計,クロス集計およびグラフの読み方を身につける。また,相関係数など基礎的統計概念,因果関係と相関関係の区別,生態学的誤謬,擬似相関の概念なども学ぶ。講義の前半は講義,後半はPCを使用した演習を行う。 なお,この講義はSophia University Moodleを利用するので,このコースを必ず登録すること。
目標
社会調査データや官庁統計及び質的データに基づいた資料の読み方とデータの基本的な分析方法・まとめ方を習得することを目指す。
授業外の学習
講義の予習,復習としてPC操作を中心に1回あたり3~4時間程度が期待される。 この講義は全面的にSophia University Moodleを利用するので,このコースを必ず登録すること。
所要時間: 190分
スケジュール
- 質的データと量的データ,集計済み統計資料と個票データ
- 質的データの整理,パーセント数値の機能
- 集計済み統計資料の加工と図表表現
- 質問紙調査データの入力と整理,変数の種類(質的・量的,離散・連続),変数の測定水準(名義・順序・間隔・比率)
- 度数分布,ヒストグラム,クロス集計の読み方と図表表現
- 代表値(平均値・最頻値・中央値)や分散・不偏分散,標準偏差の求め方
- 相関関係と因果関係の違い,独立変数と従属変数
- 仮説と因果モデル,生態学的誤謬と疑似相関
- クロス表による2変数の集計,図表表現
- クロス表による因果関係の検討
- クロス表によるエラボレーション,疑似相関
- 指数と尺度,合成変数
- 散布図の作成,散布図と相関関係
- 共分散と相関係数の求め方,相関と回帰,まとめ
教科書
特に指定しない
参考書
下記以外の参考書は随時紹介する。
数字で語る-社会統計学入門
著者: ハンス ザイゼル(著)
出版社: 新曜社・2005年
社会統計学-社会調査のためのデータ分析入門
著者: ボーンシュテット&ノーキ(著)
出版社: ハーベスト社・1999年