宗教社会学 Ia

総合人間科学部 - 社会学科

HSC52400

コース情報

担当教員: 芳賀 学

単位数: 1

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 金1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

授業内期末試験

授業期間中

60%

詳細情報

概要

この講義では,宗教という現象を取り上げ,社会学的な考察を試みる。具体的には,「自分が何者であり,どのように生きていくべきか」というセルフ・アイデンティティとその維持や変更のプロセスについて概説し,宗教を基本的にアイデンティティ維持のための社会的装置として位置づけ,その前提の上で,宗教,信者,宗教活動をどのように捉えるのかを概説する。 総じて,社会学科開講の基礎科目として,200レベルに相当する宗教社会学の基礎知識を提供する。なお,アクティブ・ラーニング(リアクションペーパー)を3回程度実施する。

目標

この講義を通じて,人間にとって宗教がある意味で必須な存在であることを知り,それぞれの時代や地域において多様な形態を示す宗教と社会とが互いに密接な結びつきを持っていることについて理解を深めることを目標とする。

授業外の学習

宗教という広範で難解な対象を理解するためには,授業時間に話を聞くだけだけでは不十分である。まず,授業内容について,各自復習をしてほしい。そのうえで,さらに,関連の文献を読んだり,映像を見たりするなど,さまざまな方法を用いての学習に努めることをお勧めする。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション:日本人は無宗教か?
  2. セルフ・アイデンティティとその揺らぎ
  3. 認知的不協和の理論と不幸の神義論
  4. アイデンティティの社会性と準拠集団
  5. アイデンティティ維持装置としての宗教
  6. 宗教定義の多様性
  7. 信者とは誰か?宗教活動とは何か?

教科書

使用しない。

    参考書

    開講後に適宜指示する。

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