演習

総合人間科学部 - 社会学科

HSC30300

コース情報

担当教員: 芳賀 学

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金4

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

40%

リアクションペーパー

40%

詳細情報

概要

この授業では,先進産業国の現代文化について,私たち現代人の人間関係とそこで展開されるコミュニケーションを鍵概念として社会学的な探究を行う。私が専門とする新宗教・祭り・占いなどに限らず,ファッション・音楽・ダンス・マンガ(アニメ)・スポーツ・ドラマ・携帯電話・留学など,あなたの身近にある広範な素材を自由に読みといていこう。そのために,この授業では,参加者による輪読形式で,毎回レポーターを立てて関連文献の講読を行い,質疑応答を含めてディスカッションを行う。 総じて,社会学科開講の専門科目として,300レベル相当の文化社会学に関する専門知識を提供する。なお,アクティブ・ラーニング(ディスカッション・プレゼンテーション・リアクションペーパー)を毎回実施する。

目標

この授業の目標は,参加者が,自分の身近に存在するさまざまな文化現象の背後にわれわれの社会が存在しその影響がさまざまな形で働いていることを理解することである。参加者は,こうして社会学的な見方を身につけると同時に,秋学期の演習における自由発表に向けて,各自の問題関心をより洗練化してほしい。

授業外の学習

この授業では,2冊の文献を講読する予定である。授業に際しては,レポーターだけでなく必ず全員が文献の該当箇所を事前に読みコメントを用意して参加すること(コメントはその回の授業での発表に加えて,リアクションペーパーとして必ず提出すること)。その上で,授業後に再度読んで確認すると授業の効果が身に付きやすいと思われる。さらに,書籍,雑誌,DVD,現場での体験などを通じて,関連の文化現象にかかわる情報を集めることもぜひお勧めしたい。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション(以下は予定であり,授業の進捗状況により,各テーマの回数は変更することがありうる。)
  2. 教員による情報提供(1)
  3. 『新版 現代文化への社会学』(1):第1章・第2章・第3章
  4. 『新版 現代文化への社会学』(2):第4章・第5章・第6章
  5. 『新版 現代文化への社会学』(3):第7章・第8章・第9章
  6. 『新版 現代文化への社会学』(4):第10章・第11章・第12章
  7. 『新版 現代文化への社会学』(5):第13章・第14章・第15章
  8. 教員による情報提供(2)
  9. 『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(1):第1章・第2章・第3章
  10. 『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(2):第4章・第5章・第6章
  11. 『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(3):第7章・第8章・第9章
  12. 『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(4):第10章・第11章・第12章
  13. 『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(5):第13章・第14章・第15章
  14. まとめ

教科書

以下の2冊を指定する。

  • 〔新版〕現代文化への社会学

    著者: 高野光平・加島卓・飯田豊編

    出版社: 北樹出版,2022年

  • アニメ聖地巡礼の観光社会学

    著者: 岡本健

    出版社: 法律文化社,2018年

参考書

随時指示する。

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