演習

総合人間科学部 - 社会学科

HSC30100

コース情報

担当教員: 藤村 正之

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金5

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

15%

授業参加

35%

リアクションペーパー

20%

レポート

30%

その他

演習での出席・報告・討論参加,レジュメ作成や課題レポートなどから総合的に判断します。

0%

詳細情報

概要

ライフスタイル・ライフコース・社会政策と関連する人々の意識や行動の諸側面を社会学の視点から学習します。春学期の演習の第1の柱は文献輪読で,日常生活の変化や人々の〈生〉への関心について,皆さんの関心も参考にしつつ,ライフスタイルと家族・消費・仕事・メディア・福祉などとの関係を問うた重要論文について検討・ディスカッションをしてみたいと思います。第2の柱として,3年生は共同作業・研究やディベイト等のグループ活動を,4年生は卒論・ゼミ論に向けた第1次の準備作業を進めてもらいます。 各自の問題意識にもとづいて研究課題を設定し,高度な社会学的な分析と考察ができる力を養成するのが本授業となります。 演習は学生がプレイヤー,教員はコーチにすぎません。皆さん相互の討論中心のゼミであることを確認して参加してください。

目標

(1)文献の報告などを通じて,論文を読解し論点を整理する力,要点のまとめられたレジュメを作る力,わかりやすい発表をおこなう力を身につけていく。 (2)全員での討論を通じて,問題を発見する力,相互の議論を位置づけていく力,議論の流れをサポートする力を身につけていく。 (3)演習全体を通じて,社会学を使って現代社会と日常生活を関連づけながら読み解いていく力を,皆の共同作業の中で身につけていく。

授業外の学習

予習として,授業で取り上げる文献について読了し,関連する論文やデータ・資料などについても読んだり,調べたりする。また,当日の討論可能なように,自分の問題意識を確認し整理しておく。 復習として,授業中に紹介した文献をできるだけ多く読了したり,授業中の議論で学んだことを調べなおし,社会学の理論や方法論について理解を深める。

所要時間: 予習2時間半,復習1時間程度

スケジュール

  1. (※以下は予定であり,授業の進捗状況によって,各テーマの回数などは変更がありえます。) 今学期の進行計画の確認・演習参加者の確定
  2. 文献輪読報告と討議(第1クール)1 (基礎文献の読解)
  3. 同上 2 (基礎文献の論点確認)
  4. 同上 3 (基礎文献の論点展開)
  5. 文献輪読報告と討議(第2クール)1 (応用文献の読解)
  6. 同上 2 (応用文献の論点確認)
  7. 同上 3 (応用文献の論点展開)
  8. 4年卒論・ゼミ論報告(1次)1 (主題の検討)
  9. 同上 2 (構成の検討)
  10. 同上 3 (データ・資料の検討)
  11. 同上 4 (論点の深化)
  12. 3年グループ報告1 (主題・構成の検討)
  13. 同上 2 (データ・資料の検討)
  14. 同上 3 (具体的報告)

教科書

参加学生の問題関心を勘案し,授業内で文献を案内する。

    参考書

    • 『考えるヒントー方法としての社会学』

      著者: 藤村正之

      出版社: 弘文堂・2014年

    • 『命題コレクション社会学』

      著者: 作田啓一・井上俊編

      出版社: ちくま学芸文庫・2011年

    • 『「あたりまえ」を疑う社会学』

      著者: 好井裕明

      出版社: 光文社新書・2006年

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