心理的アセスメント
総合人間科学部 - 心理学科
HPS66700
コース情報
担当教員: 吉村 聡
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
30%
レポート
70%
詳細情報
概要
心理的アセスメントとは,心理学的視点による対象者の理解と描写である。本講では,①心理的アセスメントの目的及び倫理,②心理的アセスメントの観点及び展開,③心理的アセスメントの方法(観祭,面接,心理検査),④適切な記録と報告の4点を中心に,アセスメントの基本と実践を解説する。
目標
人格の理解は,単なる机上の知識修得にとどまらず,臨床実践という専門領域から,私たちの日常生活における人間関係の理解にまで及ぶ。本授業では,この広大な領域の学問について,より実践的で身近なものとしての理解を深めることを目指したい。
授業外の学習
講義が進むにつれて,人間についての「生きた理解」を得るためには,受動的に講義を聞いているだけでは不十分であることがすぐにわかるだろう。受講生は,関連文献を調べること,ときに自分自身を振り返りながら講義を体験することなど,積極的な関与が求められる。そのため毎週の授業受講に際して,十分な課外学習活動が期待される。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- アセスメント概論(概要・目的・倫理など)
- 面接によるアセスメントⅠ:初回面接と見立て
- 面接によるアセスメントⅡ:継続面接とケースフォーミュレーション
- 心理テストによるアセスメントⅠ:心理テストの歴史と特徴
- 心理テストによるアセスメントⅡ:知能/発達検査と神経心理検査①
- 心理テストによるアセスメントⅢ:知能/発達検査と神経心理検査②
- 心理テストによるアセスメントⅣ:パーソナリティ検査①
- 心理テストによるアセスメントⅤ:パーソナリティ検査②
- 心理テストによるアセスメントⅥ:心理テスト結果の活用(記録と報告)
- アセスメントと精神医学Ⅰ:統合失調症
- アセスメントと精神医学Ⅱ:気分障害
- アセスメントとパーソナリティⅠ:ヒステリー
- アセスメントとパーソナリティⅡ:強迫
- アセスメントとパーソナリティⅢ:ナルシシズム
教科書
使用しない
参考書
適宜授業期間中に指示する