感情・人格心理学
総合人間科学部 - 心理学科
HPS66600
コース情報
担当教員: 吉村 聡
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
30%
レポート
70%
詳細情報
概要
「人格」とは,一貫性と持続性をもったその人固有の感情・思考・行動などの特徴の総体のこと,つまり「その人らしさ」を指していう。心理学が「心の理(ことわり)」をめぐる学問体系であるとするならば,人格心理学の歴史はそのまま心理学の歴史であるといっても過言ではない。本講義では人格心理学が築いてきた人間理解の方法と知見について概説していく。
目標
いわゆる「人格」をめぐって,心理学が積み重ねてきた理論の基礎知識を得る。加えて,心理学的な観点から,自分自身を見つめ直す視点を得ることも目指したい。
授業外の学習
人格心理学が依拠する研究手法や研究対象は多岐にわたる。内容を十分に理解するためには,毎回,十分な課外学習が期待される。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- オリエンテーション:パーソナリティとは何か
- 個性記述と法則定立
- 知能とパーソナリティ
- 感情(感情喚起の機序を含む)と行動とパーソナリティ
- 類型論Ⅰ
- 類型論Ⅱ
- 特性論と因子論Ⅰ
- 特性論と因子論Ⅱ
- 特性論と因子論Ⅲ
- 特性論への批判と状況主義
- 精神分析によるパーソナリティ理解Ⅰ
- 精神分析によるパーソナリティ理解Ⅱ
- パーソナリティの形成過程と成熟
- まとめ
教科書
使用しない
参考書
適宜授業期間中に指示する