認知心理学II

総合人間科学部 - 心理学科

HPS65500

コース情報

担当教員: 日髙 聡太

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水2

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

36%

レポート

64%

その他

・リアクションペーパーは,対面で授業に出席し,授業の内容を聞いたうえで作成することを前提とする。授業に出席したうえでリアクションペーパーが提出されたことを確認するため,授業時に出席票を配布,回収する。 ・期末レポートの作成要領は授業内で説明する。

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詳細情報

概要

・感覚・知覚・認知に関する心理現象とその脳内神経機構や情報処理モデルに関する知見を概観し,認知心理学について,脳内神経メカニズムとの関わりに関する知識を深める。 ・授業では,認知心理学に関わる現象のデモンストレーションを提示して実際にそれらを体験してもらう。この具体的な経験を通じて,ヒトの感覚・知覚・認知システムがもつメカニズムの特性や柔軟性および生態学的妥当性について解説を行う。 ・「認知心理学I」と「認知心理学II」は対となる科目である。「認知心理学I」では感覚・知覚・認知に関する現象的,行動的側面を中心に講義する。「認知心理学II」では感覚・知覚・認知に関する脳内神経機構等,認知神経科学的側面を含めた内容を講義する。 ・「認知心理学I」と「認知心理学II」は同じ年度にI,IIの順番で連続して受講することが望ましい。Iのみの受講も可とするが,なるべく両者を受講することを推奨する。 ・心理学演習IIIA(認知心理学研究),心理学演習IIIB(認知心理学研究)の受講予定者は必ず履修すること。 ・各授業回の内容について,感想のみならず疑問点や質問を整理し,リアクションペーパーとして提出することを課す。 ・授業スケジュールは必要に応じて見直されることがある。

目標

感覚・知覚・認知システムの背後にある脳内神経機構およびそれら検証する方法論について理解する。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回80分程度)。 ・Moodle上にてあらかじめ公開する次回授業のスライドの内容について確認をした上で,必要に応じて参考テキスト等を用いて自分なりに調べておく。 【復習】(所要時間:各回110分程度) ・授業中に記したメモや配布資料を利用し,講義内容を要約してみる。 ・予習した内容と授業内容を照らし合わせ,確認を行う。 ・上記を踏まえたうえでリアクションペーパーを作成する。特に疑問点について,参考テキストを確認しながら,担当教員向けの質問内容としてまとめ記す。

所要時間: 190

スケジュール

  1. 導入:認知神経科学とは
  2. 神経機構
  3. 脳機能計測法
  4. 視覚①
  5. 視覚②
  6. 聴覚・味覚・嗅覚
  7. 体性感覚・身体運動
  8. 多感覚情報処理
  9. 注意
  10. 学習・記憶①
  11. 学習・記憶②
  12. 情動
  13. 言語
  14. 総括(研究紹介)

教科書

教科書はないが,参考書を指定する。

    参考書

    • イラストレクチャー認知神経科学

      著者: 村上 郁也

      出版社: オーム社

    • Progress & Application 知覚心理学

      著者: 村上 郁也

      出版社: サイエンス社

    • 認知心理学 -- 知のアーキテクチャを探る(新版)

      著者: 道又 爾・北崎 充晃・大久保 街亜・今井 久登・山川 恵子・黒沢 学

      出版社: 有斐閣アルマ

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