認知心理学 I(知覚・認知心理学)

総合人間科学部 - 心理学科

HPS65400

コース情報

担当教員: 日髙 聡太

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

26%

定期試験

定期試験期間中

74%

その他

リアクションペーパーは,対面で授業に出席し,授業の内容を聞いたうえで作成することを前提とする。授業に出席したうえでリアクションペーパーが提出されたことを確認するため,授業時に出席票を配布,回収する。

0%

詳細情報

概要

・感覚・知覚・認知に関する心理現象やトピックを幅広く網羅し,認知心理学における基本的な考え方や方法論に関する知識を深める。さらに,知覚・認知の障害に関する知見についても随時紹介する。 ・授業では,認知心理学に関わる現象のデモンストレーションを提示して実際にそれらを体験してもらう。この具体的な経験を通じて,ヒトの感覚・知覚・認知システムがもつメカニズムの特性や柔軟性および生態学的妥当性について解説を行う。 ・「認知心理学I」と「認知心理学II」は対となる科目である。「認知心理学I」では感覚・知覚・認知に関する現象的,行動的側面を中心に講義する。「認知心理学II」では感覚・知覚・認知に関する脳内神経機構等,認知神経科学的側面を含めた内容を講義する。 ・「認知心理学I」と「認知心理学II」は同じ年度にI,IIの順番で連続して受講することが望ましい。Iのみの受講も可とするが,なるべく両者を受講することを推奨する。 ・心理学演習IIIA(認知心理学研究),心理学演習IIIB(認知心理学研究)の受講予定者は必ず履修すること。 ・各授業回の内容について,感想のみならず疑問点や質問を整理し,リアクションペーパーとして提出することを課す。

目標

・感覚・知覚・認知システムの機能特性およびそれらを検証する方法論について理解する。 ・人の感覚・知覚等の機序およびその障害,人の認知・思考等の機序およびその障害について理解する。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回80分程度)。 ・Moodle上にてあらかじめ公開する次回授業のスライドの内容について確認をした上で,必要に応じて参考テキスト等を用いて自分なりに調べておく。 【復習】(所要時間:各回110分程度) ・授業中に記したメモや配布資料を利用し,講義内容を要約してみる。 ・予習した内容と授業内容を照らし合わせ,確認を行う。 ・上記を踏まえたうえでリアクションペーパーを作成する。特に疑問点について,参考テキストを確認しながら,担当教員向けの質問内容としてまとめ記す。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 導入:認知心理学とは
  2. 実験心理学手法/明るさ知覚
  3. 色知覚
  4. 運動知覚
  5. 知覚体制化
  6. 物体・顔認知
  7. 多感覚相互作用
  8. 注意
  9. 記憶
  10. 概念・言語①
  11. 概念・言語②
  12. 情動・感情
  13. 感性
  14. 意識

教科書

教科書はないが,参考書を指定する。

    参考書

    • Progress & Application 知覚心理学

      著者: 村上 郁也

      出版社: サイエンス社

    • 認知心理学 -- 知のアーキテクチャを探る(新版)

      著者: 道又 爾・北崎 充晃・大久保 街亜・今井 久登・山川 恵子・黒沢 学

      出版社: 有斐閣アルマ

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