臨床心理学

総合人間科学部 - 心理学科

HPS64900

コース情報

担当教員: 横山 恭子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

30%

定期試験

定期試験期間中

50%

小テスト等

20%

詳細情報

概要

この講義では,臨床心理学概論よりもさらに踏み込んで,さまざまな心理療法的接近技法について紹介する 精神分析や認知行動療法に関しては他の授業もあるので,この授業で扱うものは ⑴分析心理学 ⑵必ずしも言語を必須としないアプローチ 遊戯療法と家族支援 箱庭療法 絵画療法 フォーカシング 等を扱う ⑶また,さまざまな心理臨床現場で行われている心理療法や心理療法的関わりの特徴について紹介する 臨床心理学概論の履修は前提ではないが,心理学科の専門科目であることに留意すること 毎回,Moodle上で,リアクションコメントの提出とQuizzesへの回答を求める リアクションコメント,Quizzesとも,授業予定日より1週間以内に提出すること。

目標

⑴心理臨床場面で使われるさまざまな心理療法と,その基盤となっている理論の概要について理解し,説明することができる ⑵さまざまな心理臨床現場で行われている心理療法や臨床心理学的支援について,その特徴と必然性について理解し,説明することができる

授業外の学習

毎週Moodle上にQuizzesを出す。期限は1週間である。 リアクションコメントは,Moodle上にオンラインテキストで書き込むこと。期限は1週間である。数行程度で十分である。書きたい人は長くても構わないが,長いほど得点が高くなるわけではない。 リアクションを書き,Quizzesについて考え,整理し,答えていくことで,授業の理解がすすむであろう 参考文献は適宜紹介する。目を通せば,理解は進むはずである

所要時間: 授業時間外に必要な学習時間は,毎週およそ190分と見込まれる

スケジュール

  1. Orientation 心理療法各論⑴ 遊戯療法① 遊戯療法とは何か 遊びの意味 遊戯療法の諸理論 等
  2. 心理療法各論⑵ 遊戯療法② 遊戯療法の留意点 保護者面接と家族支援 遊戯療法の実際
  3. 心理療法各論⑶ 箱庭療法① 箱庭療法とは何か 箱庭療法の歴史 箱庭療法の留意点
  4. 心理療法各論⑷ 箱庭療法② 箱庭療法の実際
  5. 心理療法各論⑸ 絵画療法① 絵画療法の歴史 表現病理学やArt Brutとの違い
  6. 心理療法各論⑹ 絵画療法② WinnicottのSquiggle Game Squiggle Gameの実際
  7. 心理療法各論⑺ フォーカシング フォーカシングとは何か 心と身体
  8. 分析心理学⑴ フロイトとユング 意識と無意識 集合的無意識と元型
  9. 分析心理学⑵ 錬金術と個性化の過程
  10. 分析心理学⑶ 夢分析とは何か 夢を考えることの意味 夢分析の実際
  11. 分析心理学⑷ おとぎばなしの分析 子どもの本と分析心理学
  12. 現場に応じた心理臨床⑴:教育臨床 教育相談とスクールカウンセリング 緊急支援
  13. 現場に応じた心理臨床⑵:病院臨床 さまざまな医療現場での心理療法 チーム医療 緩和ケア アピアランスケア 家族支援 グリーフケア
  14. 現場に応じた心理臨床⑶:福祉臨床 児童虐待と社会的養護 乳児院での活動実践の例

教科書

授業内で,その回ごとに指示する

    参考書

    授業内で,その回ごとに参考文献を紹介する

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