精神分析
総合人間科学部 - 心理学科
HPS64500
コース情報
担当教員: 吾妻 壮
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
30%
授業内期末試験
授業期間中
70%
詳細情報
概要
精神分析はフロイトによって始められたディシプリンである。精神分析は主に精神医学および心理学に位置づけられるディシプリンでありながら,哲学や文学などの近隣領域にも多大な影響を与え続けている。精神分析は多様な顔を持つが,臨床実践の中で始動したものであり,その発展は常に臨床的経験から導き出されてきた。この授業では,生きた実践としての精神分析の今日の姿を示すことを目標とする。精神分析実践を念頭に置きつつ,その背景となる精神分析の諸理論を紹介し,さらには一部発展的な内容にも触れる。
目標
フロイトに始まる精神分析の歴史の流れを理解する。心理実践における精神分析の重要性と特徴を理解する。
授業外の学習
参考文献を読む
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- フロイトと精神分析の始まり
- フロイト理論の展開(1)
- フロイト理論の展開(2)
- フロイト理論の発展(1)
- フロイト理論の発展(2)
- フロイトとそのフォロアーたち
- 対象関係論の始まり
- 対象関係論の展開
- 対象関係論の発展
- 自己心理学
- 対人関係精神分析から関係精神分析へ
- 関係精神分析の展開と発展
- 授業内期末試験
教科書
特定の教科書は用いない。参考書を適宜参照すること。
実践詳解精神分析16講(上)岩崎学術出版社
著者: 吾妻 壮
出版社: 2023
実践詳解精神分析16講(下)岩崎学術出版社
出版社: 2024
参考書
精神分析的アプローチの理解と実践―アセスメントから介入の技術まで
出版社: 岩崎学術出版社,2018
精神分析の諸相―多様性の臨床に向かって
著者: 吾妻 壮
出版社: 金剛出版,2019
集中講義・精神分析(上),(下)
著者: 藤山直樹
出版社: 岩崎学術出版社,2008,2010