心理学特殊講義 I(自分を知る,家族を知る,社会を知る,人を知る)

総合人間科学部 - 心理学科

HPS63100

コース情報

担当教員: 中村 紀子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

20%

リアクションペーパー

20%

レポート

50%

詳細情報

概要

最小の社会集団としての家族の役割は多大である。また,人間は誕生して以降,周りの人々を真似て,模して成長していく。「自分を知る」という営みは,色々な意味で自分に影響の大きかった自分の家族メンバーとその家族の歴史を知ることなしにはなし得ない。さまざまな技法によって自分を知る作業も含める。身近な家族に自分を取り巻く家族環境や社会環境についてデータを集め調査するなどの作業を含んで授業を進めていく。自分を語ることと,人々の個人的な歴史を聴く事を含む授業内容となるので,守秘義務を守れることが前提となる。グループで取り組む発表も含む。

目標

自分自身を客観的に理解できるようになる。それはひいては,裾野の広い他者理解や他人を理解することの力量を培うものと考えられる。自分にとっての当たり前の家族や,人々との繋がりをより新鮮な視点で捉えられるようになると,より客観的な自分理解を目指せることになる。

授業外の学習

授業時間外に,家族や身の回りの人々からの情報収集,家族図の完成させる。 グループに分かれての調査発表の準備を進めるための総時間はおよそ300分(5時間)ほどを目安とする。

所要時間: 授業1回あたりの授業外の学習時間は,実習とまとめを含めておよそ2時間が見込まれる。

スケジュール

  1. ジェノグラムについて
  2. 自分のジェノグラムと家族のタイムラインにおける私
  3. 自己理解のためのデータ作り(POMS,クレペリン検査ほか)
  4. 自己理解のためのデータ作り(SCT,TEGなど)
  5. 自己理解のためのデータ作り(CSW描画法,PFスタディなど)
  6. 自己理解のためのデータ作り(MMPI-3,BDI-Ⅱなど)
  7. 個人を理解するための心理アセスメントについての調査(グループ)
  8. 個人を理解するための心理アセスメントについての発表(グループ)
  9. 個人を理解するための心理アセスメントについての発表(グループ)
  10. 個人を理解するための心理アセスメントについての発表(グループ)
  11. 家族とカップルの構造的理解
  12. 自分の歴史について情報収集をしてまとめる
  13. 自分の歴史についてのまとめの発表
  14. ジェノグラムとタイムラインと自分理解をまとめてレポートにする

教科書

必要に合わせて紹介する。必要な資料は配布する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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