福祉心理学

総合人間科学部 - 心理学科

HPS60700

コース情報

担当教員: 奥田 訓子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月3

形式: オンデマンド授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

10%

リアクションペーパー

30%

レポート

60%

その他

各授業単元の課題=リアクションペーパー 各授業単元の課題の提出状況=授業参加 課題レポート:2本=レポート 各回課題の未提出の割合が1/3を超えた場合,レポート①「児童虐待について」が未提出だった場合は単位取得を認めない。 (各回課題の2/3以上の提出とレポート①「児童虐待について」の提出を成績評価条件とする。)

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詳細情報

概要

児童・高齢者虐待,孤立,貧困等の社会問題が深刻化する中,心理職は福祉職と協働し,様々な福祉制度を活用しつつ,利用者に適切な支援を提供することが期待されています。本授業では,基本的な社会福祉の制度・法律にふれながら,福祉分野の心理支援のあり方について学びます。具体的には,各回のテーマに沿った資料や動画から問題の背景や制度の概要,基本的な知識を説明し,それらをもとに,設定した課題に取り組みます。そのうえで,児童虐待を必須として,各自の興味あるテーマを中心に,アクティブラーニング(グループワークやフィールドワーク)を実施します。

目標

1. 心理学の考え方や理論から福祉現場において生じる問題およびその背景を説明できる。 2. 福祉的支援における課題について,議論し,現場に足を運びながら理解することができる。 3. 身の周りの心理社会的問題に関心を持ち,解決方法を考えることができる。

授業外の学習

各回課題: 事前学習:参考書や授業資料を参照して,予習,復習をする(各回1時間程度)。 事後学習:各単元に関連する心理社会的問題について,自分の考えをまとめ,リアクションペーパーを提出する(各回2時間程度)。 レポート課題: ①5月の授業を参考にし,児童虐待について調べ,レポートを提出する。(3時間程度) ②7月:全テーマの中から特に関心を持ったテーマを1テーマ選び,それに応じた活動に参加,もしくは図書や資料で詳しく調べ,レポートを提出する。(3時間程度)

所要時間: 事前学習:60分,事後学習:120分,レポート準備:10分 計190分

スケジュール

  1. オリエンテーション/福祉心理学とは ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. 社会福祉の基本と福祉領域における心理的支援
  3. 子育て支援における福祉心理学的アプローチ
  4. 児童虐待における福祉心理学的アプローチ
  5. 暴力被害・加害者への福祉心理学的アプローチ
  6. 不登校,いじめへの福祉心理学的アプローチ
  7. 障害児童・生徒への福祉心理学的アプローチ
  8. 生活困窮・貧困における福祉心理学的アプローチ
  9. ひきこもり・自殺予防における福祉心理学的アプローチ
  10. 就労支援,自立支援における福祉心理学的アプローチ
  11. 高齢者支援における福祉心理学的アプローチ
  12. 地域における諸問題と福祉心理学的アプローチ
  13. 災害支援における福祉心理学的アプローチ
  14. 家族,対人援助職者のメンタルヘルス

教科書

特に指定しない

    参考書

    • 公認心理師の基礎と実践 福祉心理学

      著者: 中野健一(編)

      出版社: 遠見書房,2018

    • 福祉心理学

      著者: 太田信夫(監)小畑文也(編)

      出版社: 北大路書房,2017

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