心理学演習IIIB(生理心理学研究)

総合人間科学部 - 心理学科

HPS52800

コース情報

担当教員: 岡田 隆

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

50%

レポート

50%

詳細情報

概要

心理学を知識として学ぶ次の段階として,自ら心理学の研究を行い新たな知見を得ようとする場合には,どの分野の研究を行うにせよ分野特有の研究法を習得し質の高いデータを得ることができるよう訓練を受けねばならない。生理心理学の場合には神経科学的な実験法の習得が大前提であり,そのためには専門の研究者に付いて実地に実験の訓練を受けることが不可欠かつ早道である。 この講義のねらいは,生理心理学(狭義の生理心理学および精神生理学を含む)の手法を用いた卒論研究を行うための基礎力をつけることである。生理心理学の実験法および理論に慣れ,信頼性の高いデータが得られるだけの実力をつけられるよう指導する。 各受講者の希望に従って生理心理学グループと精神生理学グループとに分け,各グループでテーマを決めて卒業研究予備論文(プレ卒論)のための研究を行う。プレ卒論は各自が作成し提出する。 実験は規定の時間以外に行うことが多々ある。また,受講生の人数や興味によって,研究グループ構成を変更することもある。 総説や原著論文の検索方法等については授業中に指導する。

目標

自分で組んだ実験を遂行し,研究論文の形にまとめることができるようになること。

授業外の学習

・神経科学に関する最新の原著論文(英文)を受講生各自が報告し議論するための準備を行う。(1回の授業あたり95分以上) ・「プレ卒論」研究の経過報告のための準備を行う。(1回の授業あたり95分以上) ・規定の授業時間以外に実験を行うことも多々ある。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 春学期末に提出した実験計画を各自がプレゼンする。(1)
  2. 春学期末に提出した実験計画を各自がプレゼンする。(2)
  3. ジャーナルクラブとプログレスレポート(1) (第3回以降は,神経科学に関する最新の原著論文(英文)を受講生各自が報告し議論する授業(ジャーナルクラブ)を行い,論文の読み込み方,および実験計画の組み方の訓練を行う。扱うテーマは受講生と話し合って決める。それと並行して受講生のプレ卒の進行状況の報告会(プログレスレポート)を行う。)
  4. ジャーナルクラブとプログレスレポート(2)
  5. ジャーナルクラブとプログレスレポート(3)
  6. ジャーナルクラブとプログレスレポート(4)
  7. ジャーナルクラブとプログレスレポート(5)
  8. ジャーナルクラブとプログレスレポート(6)
  9. ジャーナルクラブとプログレスレポート(7)
  10. ジャーナルクラブとプログレスレポート(8)
  11. ジャーナルクラブとプログレスレポート(9)
  12. ジャーナルクラブとプログレスレポート(10)
  13. ジャーナルクラブとプログレスレポート(11)
  14. 今学期のまとめ

教科書

岡田隆・廣中直行・宮森孝史共著「生理心理学 第2版」(サイエンス社,2015年)をあらかじめ通読しておくこと。

    参考書

    • 「ニューロンの生物物理 第2版」

      著者: 宮川博義・井上雅司 著

      出版社: 丸善,2013年

    • 脳のイメージング

      著者: 宮内哲・星詳子・菅野巌・栗城眞也 著

      出版社: 共立出版,2016年

    • 生理心理学

      著者: 堀忠雄 著

      出版社: 培風館,2008年

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