心理学演習IIIA(生理心理学研究)

総合人間科学部 - 心理学科

HPS52700

コース情報

担当教員: 岡田 隆

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

100%

詳細情報

概要

心理学を知識として学ぶ次の段階として,自ら心理学の研究を行い新たな知見を得ようとする場合には,どの分野の研究を行うにせよ分野特有の研究法を習得し質の高いデータを得ることができるよう訓練を受けねばならない。生理心理学の場合には神経科学的な実験法の習得が大前提であり,そのためには専門の研究者に付いて実地に実験の訓練を受けることが不可欠かつ早道である。 この講義のねらいは,生理心理学(狭義の生理心理学および精神生理学を含む)の手法を用いた卒論研究を行うための基礎力をつけることである。生理心理学の実験法および理論に慣れ,信頼性の高いデータが得られるだけの実力をつけられるよう指導する。 実験は規定の時間以外に行うことが多々ある。 動物実験実習を春学期中に実施する予定である(参加にあたっての注意事項は昨年12月の3ゼミガイダンス時に配付した資料を参照のこと)。実施日等の詳細については授業中にお伝えする。 総説や原著論文の検索方法等については授業中に指導する。

目標

英文の原著論文を自力で読み,実験計画を自ら立てられるようになること。

授業外の学習

・神経科学に関する最新の原著論文(英文)を受講生各自が報告し議論するための準備(1回の授業あたり190分以上) ・規定の授業時間以外に実験を行うことも多々ある。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 授業ガイダンス。この講義では,神経科学に関する最新の原著論文(英文)を受講生各自が報告し議論する授業(ジャーナルクラブ)を行い,論文の読み込み方,および実験計画の組み方の訓練を行う。扱うテーマは受講生と話し合って決める。それと並行して実験実習も行う。
  2. ジャーナルクラブ(1)
  3. ジャーナルクラブ(2)
  4. ジャーナルクラブ(3)
  5. ジャーナルクラブ(4)
  6. ジャーナルクラブ(5)
  7. ジャーナルクラブ(6)
  8. ジャーナルクラブ(7)
  9. ジャーナルクラブ(8)
  10. ジャーナルクラブ(9)
  11. ジャーナルクラブ(10)
  12. ジャーナルクラブ(11)
  13. ジャーナルクラブ(12)
  14. ジャーナルクラブ(13)

教科書

岡田隆・廣中直行・宮森孝史共著「生理心理学 第2版」(サイエンス社,2015年)をあらかじめ通読しておくこと。

    参考書

    • ニューロンの生物物理 第2版

      著者: 宮川博義・井上雅司 著

      出版社: 丸善,2013年

    • 脳のイメージング

      著者: 宮内哲・星詳子・菅野巌・栗城眞也 著

      出版社: 共立出版,2016年

    • 生理心理学

      著者: 堀忠雄 著

      出版社: 培風館,2008年

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