心理学研究法 I
総合人間科学部 - 心理学科
HPS10200
コース情報
担当教員: 廣瀬 英子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火2
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
出席・授業参加(25.0%)と授業内で指示する課題提出(75.0%) によって総合的に評価する。遅刻1回で0.5,欠席1回で1.0とカウントし,5.0回以上の欠席は,授業回数の1/3以上の欠席となるので評価対象から外す(Fとなる)。考慮してほしいと考える事由がある場合は,それを証するものを添えて,文書にて提出すること。ただし,その事由が考慮できるかどうかは,担当教員の判断となる。
詳細情報
概要
心理学の基礎について,研究対象の性質と用いられる方法の視点から論じる。前半は講義形式で科学的な思考とは何かについて,また心理学の対象の特殊性について追求する。そして心理学における実証的方法(量的研究および質的研究)および心理学の重要な複数の研究方法の特徴を概観する。後半は,心理学の研究法のなかで質問紙調査法を取り上げて,与えられた研究目的に従って,データを整理分析し,その意味を読み取り,論文の形式にまとめる。 (実施方法について) ・後半の分析作業では,COM教室の統計ソフトSPSSを使用することを予定しているほか,状況によってはRを各自のPCで使用する可能性がある(その場合は授業内で説明する)。
目標
(1)科学的な思考とは何かについて深く追求する。 (2)心理学の対象の特殊性について深く追求する。 (3)心理学の方法について体系的な知識を得る。 (4)心理学の研究法のひとつである質問紙調査法を経験し,科学的態度を経験的に学ぶ。
授業外の学習
復習として,配布資料,授業ノートの見直し,関連の文献を読むこと,課題への取り組みに190分程度を要する。
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション(日高)
- 科学について考える:科学と心理学の歴史(日高)
- 心理学の対象:心・行動・脳(日高)
- 心理学における研究法(1)心理学における測定(日高)
- 心理学における研究法(2)量的・質的行動計測(日高)
- 心理学における研究法(3)脳機能計測(日高)
- 心理学研究における倫理(日高)
- 調査法(1) 調査法概論 質問紙調査(廣瀬)
- 調査法(2) テーマ解説,レポートの書き方(目的と方法)(廣瀬)
- 調査法(3) データの分析(記述統計)(廣瀬)
- 調査法(4) データの分析(推測統計),図表の作成(EXCEL)(廣瀬)
- 調査法(5) レポートの書き方(結果と考察)(廣瀬)
- 調査法(6) レポートの書き方(結果と考察のつづき)および調査法のまとめ(廣瀬)
- 調査法(7) 課題についての議論とまとめ(廣瀬)
教科書
使用しない
参考書
適宜指示する