哲学史研究演習II
文学部 - 哲学科
HPH72100
コース情報
担当教員: 高橋 雅人
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
授業参加
40%
レポート
50%
詳細情報
概要
・プラトン『カルミデス』を読み解き,お互いの議論を通じて,ソクラテスの徳論や問答法について考察する。 ・受講者の予備知識と関心に応じて,ギリシア語原文と英訳を参照する。 ・毎回,テキストの指定された部分を読んでくること。 ・毎回,課題の提出を求める。 ・対面授業。 ・Moodleでコースの登録を済ませておくこと。 ・哲学科カリキュラム・ポリシーの3に該当する。
目標
・哲学文献を正確に読解し,適切に考察する。 ・自分の考えを明瞭に表現する。 ・他人の意見を正しく聴き取り,適切に応答する。 ・徳についての考察を通じて,人間性への深い理解を得る。
授業外の学習
・準備学修においては,各回の授業内容に該当する資料を読み,授業での討議に備える。 ・事後学修においては,授業で討議したことを整理し,理解の深化に努める。
所要時間: 200分
スケジュール
- ガイダンス,自己紹介 (※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる)
- プラトン『カルミデス』1-2章
- プラトン『カルミデス』3-4章
- プラトン『カルミデス』5-6章
- プラトン『カルミデス』7-8章
- プラトン『カルミデス』9-10章
- プラトン『カルミデス』11-12章
- プラトン『カルミデス』13-14章
- プラトン『カルミデス』15-16章
- プラトン『カルミデス』17-18章
- プラトン『カルミデス』19-20章
- プラトン『カルミデス』21-22章
- プラトン『カルミデス』23-24章
- 「汝自身を知れ」と思慮節制についてのディスカッション
- プラトン『カルミデス』読解の総括
教科書
『カルミデス』の日本語訳は以下の『プラトン名著集』よりコピーを配付する。
プラトン名著集
著者: 田中美知太郎編
出版社: 新潮社・1963
Platonis Opera, vol. III
著者: John Burnet ed.
出版社: Oxford University Press, 1903
参考書
『哲学の饗宴』
著者: 荻野弘之
出版社: NHK出版,2003