演習文献講読I/SEMINAR

文学部 - 哲学科

HPH70700

コース情報

担当教員: 胡 せい

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

50%

レポート

30%

詳細情報

概要

今学期はライプニッツの『中国自然神学論——中国哲学についてド・レモン氏に宛てた書簡——』を読みます。この書簡はライプニッツの死によって未完成に終わりましたが,書き残された部分はほんのわずかという程であって,晩年ライプニッツの思想および彼の中国哲学に対する深い考察が反映されます。この授業では,教員の解説と学生同士のディスカッションを通して,ライプニッツが「理」をモナド(=神)と同等,ないし極めて近似するものと捉える理由を丹念に整理していきます。

目標

この授業では,ライプニッツの中国哲学に対する見解を読み解きながら,その背後にある思想的背景を理解し,この文化思想交渉活動が持つ意味に対して自分なりの知見をもつことを目標とします。

授業外の学習

指定のテキスト以外,関連する資料の事前調べは予習の段階で各自が行います。 予習は180分程度,復習は60分程度を目安とします。

所要時間: 240分

スケジュール

  1. イントロダクション (授業の進め方,受講者との打ち合わせ,読む箇所を決めるなど)
  2. 概説講義: 中国哲学に関する基本概念
  3. 概説講義: イエズス会士の宣教活動と中国哲学の西遷
  4. テキスト購読(1)
  5. テキスト購読(2)
  6. テキスト購読(3)
  7. テキスト購読(4)
  8. テキスト購読(5)
  9. テキスト購読(6)
  10. テキスト購読(7)
  11. テキスト購読(8)
  12. テキスト購読(9)
  13. テキスト購読(10)
  14. まとめの回

教科書

授業で使用されるテキストは教員が用意します

  • 『ライプニッツ著作集』

    著者: 山下正男(訳)

    出版社: 工作舎 1991年

参考書

書籍情報はありません。

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