応用倫理学II

文学部 - 哲学科

HPH69800

コース情報

担当教員: 寺田 俊郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

授業参加

40%

リアクションペーパー

20%

授業内期末試験

授業期間中

40%

その他

評価の方式は,受講者の人数などによって変更される場合がある。 「授業参加」には各自の「研究発表」が含まれる。「研究発表」をしない学生は単位取得の権利を失う。

0%

詳細情報

概要

戦争は殺人も含む暴力の行使であり,通常の倫理に従えば不正であるが,さまざまな正当化の下に戦争は行われてきたし,今も行われている。21世紀に入ってからも,内戦や地域紛争だけでなく,合衆国によるアフガニスタン侵攻やイラク戦争など,大国による戦争も行われた。現在もロシアとウクライナ,イスラエルとパレスチナの間で戦争が続行中である。われわれは戦争に対してどのような態度をとるべきだろうか。また,われわれは平和の実現に対してどのような責任をどこまで果たすべきだろうか。過去の哲学者の見解を参照しながら,哲学・倫理学の視点から考えたい。講義科目ではあるが,受講生による発表と討論を主体とし,担当者と受講生,受講生どうしが対話しつつ共に考えを深めていきく演習授業の形態をとりたい。

目標

(1)現代社会の諸問題をめぐって積み重ねられてきた哲学的・倫理学的議論を理解する。 (2)現代社会の諸問題を哲学的に思考する技法と作法を習得する。 (3)共同の哲学的思考としての倫理学の技法と作法を習得する。

授業外の学習

(1)授業前に指示される課題の文献・資料を通読し,その要点を把握し,それをめぐる自分の考えをまとめて,授業中に発表し討論に参加できるように準備する。 (2)授業に関係する現代社会の動向を,文献資料やインターネットを使って調査し,考察する。 (3)授業中に深めた考えを友人や家族に話し,意見を聞き,対話し,考えをさらに発展させる。 (4)各自の研究発表に向けて調査と考察を行う。

所要時間: 100分の授業につき,少なくとも190分の予習と復習が必要である。

スケジュール

  1. イントロダクション 授業の概要,進め方,成績評価などの詳細については初回授業で説明するので,必ず出席すること。
  2. 戦争とをめぐる哲学的考察(1)概要
  3. 戦争と平和をめぐる哲学的考察(2)歴史
  4. 戦争と平和をめぐる哲学的考察(3)理論
  5. 戦争と平和をめぐる哲学的考察(4)実践
  6. 発表と討論(1)
  7. 発表と討論(2)
  8. 発表と討論(3)
  9. 発表と討論(4)
  10. 発表と討論(5)
  11. 発表と討論(6)
  12. 発表と討論(7)
  13. 発表と討論(8)
  14. 学期末試験

教科書

授業中に指示する。

    参考書

    授業中に指示する。

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