政治哲学II
文学部 - 哲学科
HPH69600
コース情報
担当教員: 押村 高
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
10%
レポート
20%
定期試験
定期試験期間中
50%
詳細情報
概要
哲学的に政治を考えるさいに必要な,学問的知識や思考法について解説する。後期は政治思想家の理論や学説を扱う。古典古代(政治哲学の誕生)からはじめ,中世を経て近・現代へと至る西洋政治哲学の主要系譜を概観する。
目標
政治について,哲学的に自立思考を巡らし,討論することができるようになる。
授業外の学習
授業で配布するレジュメに,その都度予習・復習の方法を記載する。 内容としては, 1)予め原典の当該箇所を講読しておく 2)与えられた質問や課題への解答を準備しておく 3)指定されたオンライン映像を視聴しておく などである。
所要時間: 190分
スケジュール
- 政治思想史の方法
- プラトンー政治哲学の誕生ー
- アリストテレスーポリスと共通善ー
- キケロー自然法思想ー
- アウグスティヌスー信仰の優位と世俗国家の役割ー
- マキアヴェリー政策としての政治ー
- ホッブズー近代政治学の誕生ー
- ロックーリベラルなデモクラシーの源流ー
- ルソーー既得権の拒絶ー
- バークー伝統と保守ー
- ベンサムとJ.S. ミルー功利主義の政治哲学ー
- カントー権力政治観を越えてー
- J. ロールズー配分と正義ー
- 世紀の政治思想ー課題と展望ー
教科書
哲学者,思想家の原典については,授業時に文献リストを配布する。
参考書
西洋政治思想史ー視座と論点ー
著者: 川出良枝,山岡龍一
出版社: 岩波書店,2012年
西洋政治思想史
著者: 宇野重規
出版社: 有斐閣,2013年