文献講読VIA(英語)
文学部 - 哲学科
HPH53900
コース情報
担当教員: 鈴木 伸国
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
25%
授業参加
25%
レポート
50%
その他
0%
詳細情報
概要
この科目では近現代の英米哲学において,その理解に真剣な主体的な取り組みを要するテキストを精選し,それらと取りくむことで開かれる思考様式の深化を目指します。 今期は,「感情」の哲学的,倫理的,政治的意義をかたる Sara Ahmed のこれまでのところ主著とみなされている "Cultural Politics Of Emotion" (2004)を読む。ただの「感情論」に陥ることなくその分析を進める論者の思考の跡を追いたい。 ※ MOODLEによる資料配布を行う。要MOODLE登録。
目標
・哲学とアカデミズムの現況における生き方としての哲学の意義理解。 ・知的な学びと生活実践の統合の方法。
授業外の学習
・授業時間の前後に授業時間相当の準備と反省・取りまとめを要する。 ・受講者はテキストを熟読して臨むこと。演習形式なので,予習なしの受講は意味がない。 ・発表者は十分に準備して発表する。 ・積極的な発言と討論を必要とする。
所要時間: 190分(予習100分,復習90分)
スケジュール
- イントロダクション:授業の方針,文献,成績評価などについて重要な指示をするので,初回授業には必ず出席すること。
- 精読と討論(1)
- 精読と討論(2)
- 精読と討論(3)
- 精読と討論(4)
- 精読と討論(5)
- 精読と討論(6)
- 中間的総括
- 精読と討論(7)
- 精読と討論(8)
- 精読と討論(9)
- 精読と討論(10)
- 精読と討論(11)
- 討議
教科書
テキストおよび関連論文の入手方法は授業内で指示。
Cultural Politics Of Emotion
著者: Sara Ahmed
出版社: Edinburgh University Press, 2004
参考書
Living a Feminist Life
著者: Sara Ahmed
出版社: Duke University Press, 2017
フェミニズムを生きるということ
著者: サラ・アーメッド著 ; 飯田麻結訳
出版社: 人文書院, 2022