哲学演習IB
文学部 - 哲学科
HPH52804
コース情報
担当教員: 川口 茂雄
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
その他
以下の共通評価基準に基づき,各教員が勘案して最終的に評価する。 共通評価基準:3分の2以上出席し,指定レポートを提出した者については,まずC段階(70点)として評価し,上記にあげた各教員の個別評価基準によって,そこから加減する。出席や論文(レポート)提出が基準に満たない場合には,単位は与えない。 授業の具体的な進め方は,初回の授業で提示する。
詳細情報
概要
哲学的な思考の仕方,テキストの読解と分析方法,レポートや論文の書き方,口頭発表や共同研究,文献の検索方法など,教員を囲むゼミナール形式により修練する。 哲学科の必修科目であることから,いずれのクラスでも,春学期にプラトン『ソクラテスの弁明』とデカルト『方法叙説』,秋学期にアウグスティヌス『告白』とカント『啓蒙とは何か』を共通テキストとして取り上げる。なお予備日には,各教員によりその他のテキストを扱う場合もある。成績評価についても共通の基準枠を設ける。詳細は初回授業で,各担当教員から説明される。 この授業は哲学科の必修専門科目であり,本格的な哲学への最初の関門である。心して授業に臨んでもらいたい。 * 初回授業時に発表担当者を決める。履修する意思のある者は,やむをえない事情がない限り,初回授業に必ず参加すること。
目標
(1)人文学専攻の大学生として必須の技法と作法(文献の検索と読解,研究発表と討論,論文作成など)の基礎を身につける。 (2)哲学の古典テキストの読解・分析・解釈の技法と作法を身につける。 (3)哲学的な問題をめぐる思考および討論・対話の技法と作法を身につける。 (4)哲学的な主題の論文を作成する技法と作法を身につける。
授業外の学習
(1)毎回の授業の前に,各自が割り当てられたテキストを精読する。 (2)授業で発表を担当する個人またはグループは,割り当てられたテキストの要約,解説,解釈,問題点などを口頭発表することができるように準備し,レジュメを用意する。 (3)毎回の授業後に,与えられた課題について個人またはグループで考察し,指示があれば小論文(レポート)にまとめて提出する。 (4)授業で読解したテキストの関連文献を読み,テキストの理解を深める。
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション 初回授業で授業予定,テキスト,課題,成績評価などの詳細を説明するので,必ず出席すること。
- テキスト読解と討論(1)
- テキストの読解と討論(2)
- テキストの読解と討論(3)
- レポート・論文の書き方
- テキストの読解と討論(4)
- テキストの読解と討論(5)
- テキストの読解と討論(6)
- 中間的総括
- テキストの読解と討論(7)
- テキストの読解と討論(8)
- テキストの読解と討論(9)
- 予備日
- まとめの討論
教科書
テキストの入手方法については初回授業で説明する。
ソクラテスの弁明
著者: プラトン
方法叙説
著者: デカルト
告白
著者: アウグスティヌス
参考書
啓蒙とは何か
著者: カント