倫理学II
文学部 - 哲学科
HPH31800
コース情報
担当教員: 寺田 俊郎
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
授業内期末試験
授業期間中
その他
「レポート」とは学期半ばに提出を求める課題図書レポートのことである。
詳細情報
概要
倫理学は善・悪,正・不正を研究対象とする哲学の一分野である。その倫理学の現代における課題を理解することを目標として,20世紀以降の倫理学の新しい展開を概観する。倫理学の新しい展開には,倫理学内部の理論的課題に応えようとして生じたものと,現代世界が直面するさまざまな実践的課題に応えようとして生じたものとがあるが,そのいずれにも視線を向ける。しかし,新しい倫理学を知識として学んだだけでは,哲学としての倫理学を学んだことにならない。新しい倫理学の展開に刺激を受けつつ,現代世界が直面する倫理的問題を自分の生に引きつけて考えたい。そのため,随時読書課題を出し,授業内討論を行って,演習の要素を取り入れる予定である。
目標
(1)哲学としての倫理学の20世紀以降の論争状況を知る。 (2)現代社会のさまざまな問題に対する哲学としての倫理学の応答を知る。 (3)現代社会のさまざまな問題を,上記(1),(2)の知識を生かしつつ,考察する。
授業外の学習
(1)授業前に,指定された文献・資料を通読し,考察し,自分自身の意見を授業で共有できるよう準備する。 (2)授業前に,授業に関連して提示された問を考察し,自分自身の意見を授業で共有できるよう準備する。 (3)授業後に,授業中に提起された問題を考察し,できれば友人や家族と対話をして考えを深める。 (3)学期半ばまでに課題図書を一冊読み,レポートを作成する。
所要時間: 100分の授業につき,原則として少なくとも190分の予習・復習が必要である。
スケジュール
- 導入講義 履修上重要なことを伝えるので必ず出席すること。 授業計画は受講生の学習状況に応じて,変更されることがある。
- 規範倫理学とメタ倫理学(1)
- 規範倫理学とメタ倫理学(2)
- 現代倫理学の論争状況(1)
- 現代倫理学の論争状況(2)
- 現代倫理学の論争状況(3)
- 応用倫理学(1)
- 応用倫理学(2)
- 応用倫理学(3)
- 応用倫理学(4)
- 応用倫理学に代わるもの(1)
- 応用倫理学に代わるもの(2)
- 応用倫理学に代わるもの(3)
- 学期末試験
教科書
教科書は使用しない。
参考書
参考書は授業中に指示する。