倫理学I

文学部 - 哲学科

HPH31700

コース情報

担当教員: 寺田 俊郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金5

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

40%

レポート

10%

授業内期末試験

授業期間中

50%

その他

「レポート」とは学期半ばに提出を求める課題図書レポートのことである。

0%

詳細情報

概要

倫理学は善・悪,正・不正を研究対象とする哲学の一分野である。その倫理学の基本的な考え方を理解するために,イマヌエル・カントの倫理学の著作を読解し,それを哲学史上の代表的倫理学理論と対照させながら,善,正,幸福,自由など倫理学の基本問題を考察する。しかし,代表的理論を知識として知っただけでは,哲学としての倫理学を学んだことにならない。さまざまな理論に刺激を受けつつ,倫理学の基本問題をわれわれ自身の生に引きつけて考えたい。そのため,随時倫理的問を考える課題を出し,授業内討論を行って,演習の要素を取り入れる予定である。

目標

(1)哲学としての倫理学の基本的な考え方(問題,概念,方法)を理解する。 (2)哲学としての倫理学のさまざまな代表的理論を知り,その哲学的意義を理解する。 (3)倫理的な問題を各自の生に引きつけて考察する力を身につける。

授業外の学習

(1)授業前に,指定された文献・資料を通読し,考察し,自分自身の意見を授業で共有できるよう準備する。 (2)授業前に,授業に関連して提示された問を考察し,自分自身の意見を授業で共有できるよう準備する。 (3)授業後に,授業中に提起された問題を考察し,できれば友人や家族と対話をして考えを深める。 (3)学期半ばまでに課題図書を一冊読み,レポートを作成する。

所要時間: *100分の授業につき,原則として190分の予習・復習が必要である。

スケジュール

  1. 導入講義 哲学としての倫理学
  2. 倫理学の基本的視座
  3. 正と善
  4. 普遍化可能性
  5. 人格の尊厳
  6. 帰結主義と非帰結主義
  7. 道徳と幸福
  8. 自由と責任
  9. 理性と感情
  10. 正義と愛
  11. 行為と徳
  12. 認識と判断
  13. 道徳と法
  14. 学期末試験

教科書

教科書は使用しない。授業で使用する文献はMoodleで配布する。

    参考書

    参考書は授業中に指示する。

      © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.