形而上学II
文学部 - 哲学科
HPH31400
コース情報
担当教員: 佐藤 直子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
5%
授業参加
5%
定期試験
定期試験期間中
50%
授業内期末試験
授業期間中
40%
その他
就職活動等でのやむを得ぬ欠席や途中退出は,授業前に知らせてください。また,評価基準に盛り込まれている「授業参加」について,その具体的要件が何であるかは,各自,良識をもって考えてください。なお中間試験・定期試験共はレポートに変更される可能性もあります(変更に際しては,ロヨラで周知)。試験にせよレポートにせよ,問題は事前に開示します。
0%
詳細情報
概要
「形而上学」の終焉が叫ばれて久しい今,「形而上学」が「学」たりうる可能性はあるのか。本稿はこの問いに肯定的に答えていくことを模索する。独断的思考に陥ることを回避しつつ,観念論を突破することを,存在者の現象により精神が現実態化していくことを,哲学史上に現れたモチーフを使いつつ省察する。なお,本講義では,意図的に,プリント等の配布はしない。
目標
授業内で紹介する哲学史上のトピックを使い,各自が体系的思惟を展開し,これを文章化することを目指す。
授業外の学習
授業ノートの復習と補完。時間的には予復習それぞれ90分が目安。自発的なグループでの復習も勧める。授業後や授業時間外の質問は歓迎する(アポイントメントは授業後,またメール連絡で。[email protected])。
所要時間: 190
スケジュール
- 「形而上学」の主題
- 「問い」が意味するもの
- 「問い」から垣間見える存在者の在り方(1)
- 「問い」から垣間見える存在者の在り方(2)
- 「形而上学」の名称についての考察(1)
- 「形而上学」の名称についての考察(2)
- 「形而上学」の名称についての考察(3)
- 講義前半についての試験ないしレポート
- 「学」としての「形而上学」の展開可能性
- 「判断」の可能根拠としての存在現象
- 「存在(者)」についてのア・プリオリな総合判断
- 超越論的規定とその演繹(1)
- 超越論的諸規定とその演繹(2)
- 存在者の自己贈与としての自己意識の成立
教科書
あえて使用しない。
参考書
あえて挙げない。授業無いで挙げる原典に関しては,適宜説明。