ラテン語IIA*

文学部 - 哲学科

HPH30900

コース情報

担当教員: 村上 寛

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月5, 水4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

30%

授業参加

40%

小テスト等

30%

その他

成績は村上と芝元の成績を平均して付けます。小テストは各担当教員がクラスの状況を見て,実施するか否かを判断します。仮に,実施しない場合は,出席状況30%,授業参加70%となり,平常点が重視されますので,毎回予・復習に励んでください。また,文法や訳読についての質問は,自分以外の受講者にとっても有益ですので,積極的に行なってください。

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詳細情報

概要

ラテン語の歴史は長く,言語史的に分類すれば,古ラテン語,古典ラテン語,教父ラテン語,中世ラテン語,近代ラテン語となります。語彙や表現方法は多様で,哲学・神学・文学・歴史・政治その他多くの方面においてラテン語の影響力が顕著に見いだされます。ラテン語は長い間ヨーロッパ知識層の共通の文語として用いられてきたので,哲学,神学,言語学,史学等の研究を志す者にとっては現代でも学ばなくてはならない枢要な言語です。この科目は語学の授業ですが,「ラテン語」のこの特性を踏まえ,広義の西洋思想を学ぶ上で言語的な基礎を築く講座にしたいと思います。 この講座では,初級文法の知識を確かめながら,初級~中級レベルのテキストを訳読します。月曜日(担当:芝元)と水曜日(担当:村上)に分かれて別々のテキストを読みますが,「ラテン語ⅡA」の単位取得には両方の授業に出席する必要があります。各曜日の初回にオリエンテーションとテキスト配布(またはコピー指示)を行ないますので,初回は月曜・水曜共にかならず出席してください。

目標

ラテン語初級文法の知識を定着させること。辞書の引き方に慣れること。ラテン語の語彙数を増やしつつ,英語など既習言語の奥行きを知ること。

授業外の学習

予・復習は必須です。自分が担当する箇所でなくても毎回予習して出席してください。予習に際しては,自分が使用した初級文法書を参照しながら文法解析をした上で,試訳を行なうこと。復習に際しては,その日の授業で扱った文法事項を整理し,不明確な点は次回の授業で質問できるようにしておくこと。予復習は,時間的には,それぞれ90分が目安です。 なお辞典としては,下記の他に, Oxford Latin Mini Dictionaryなども,簡便なものとして紹介しておきます。

所要時間: 90分

スケジュール

  1. オリエンテーション(芝元) 初回授業には活用表のついた文法書(ラテン語I既集者は,M.アモロス『ラテン語の学び方』)もしくは辞書を用意しておいてください。
  2. オリエンテーション(村上) 初回授業については,上に同じです。
  3. 訳読(芝元・1)
  4. 訳読(村上・1)
  5. 訳読(芝元・2)
  6. 訳読(村上・2)
  7. 訳読(芝元・3)
  8. 訳読(村上・3)
  9. 訳読(芝元・4)
  10. 訳読(村上・4)
  11. 訳読(芝元・5)
  12. 訳読(村上・5)
  13. 訳読(芝元・6)
  14. 訳読(村上・6)
  15. 訳読(芝元・7)
  16. 訳読(村上・7)
  17. 訳読(芝元・8)
  18. 訳読(村上・8)
  19. 訳読(芝元・9)
  20. 訳読(村上・9)
  21. 訳読(芝元・10)
  22. 訳読(村上・10)
  23. 訳読(芝元・11)
  24. 訳読(村上・11)
  25. 訳読(芝元・12)
  26. 訳読(村上・12)
  27. 訳読(芝元・13)
  28. 訳読(村上・13)
  29. 授業で扱ったテキストについて,訳文作成及び文法解析の課題を課す。
  30. 授業で扱ったテキストについて,訳文作成及び文法解析の課題を課す。

教科書

初回に,プリントを配布するか,コピーの指示をします。

    参考書

    • Latin Grammar

      著者: Gildersleeve & Lodge

      出版社: 各種あり

    • 羅和辞典

      著者: 水谷智洋編

      出版社: 研究社,2009年

    • Cassell's Latin Dictionary

      著者: D.P. Simpson

      出版社: Wiley Publishing, Inc., 1968 他

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