哲学演習II(哲思)B
文学部 - 哲学科
HPH21200
コース情報
担当教員: 鈴木 伸国
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
25%
授業参加
25%
レポート
50%
その他
0%
詳細情報
概要
自己知の限界と,知における「我」のあり方は,哲学思想の通奏低音であっていつの時代にも表面化し,主題化します。そのなかでカントからフィヒテ,シェリング,ヘーゲルへと思想発展は,知の実験場であり,哲学的反省の矛盾の展覧場でもあり,それゆえに興味の尽きない展開をみせます。 今期はカントから,フィヒテにつづく問題展開のなかで「自由」理解の発展をテキストをおって(もっぱら『純粋理性批判』のなかで)忠実に見てゆくこととします。
目標
ドイツ批判思想,観念論の概括的理解 自我論の認識論的,倫理的な問題理解
授業外の学習
・授業時間の前後に授業時間相当の準備と反省・取りまとめを要する。 ・受講者はテキストを熟読して臨むこと。演習形式なので,予習なしの受講は意味がない。 ・発表者は十分に準備して発表する。 ・積極的な発言と討論を必要とする。
所要時間: 190分(予習90分,復習100分)
スケジュール
- イントロダクション:授業の方針,文献,成績評価などについて重要な指示をするので,初回授業には必ず出席すること。
- 精読と討論(1)
- 精読と討論(2)
- 精読と討論(3)
- 精読と討論(4)
- 精読と討論(5)
- 精読と討論(6)
- 中間的総括
- 精読と討論(7)
- 精読と討論(8)
- 精読と討論(9)
- 精読と討論(10)
- 精読と討論(11)
- 討議
教科書
授業内で指示。
純粋理性批判(上) (中) (下)
著者: I.カント著,原 佑訳
出版社: 平凡社ライブラリー, 2005
参考書
書籍情報はありません。